突然レッサーパンダになってしまう女の子が探す「本当の自分」
ポスターにも描かれているように、主人公のメイは中学生の女の子。
母親の前ではいつも“マジメで頑張り屋”のメイですが、実はアイドルや流行りの音楽も大好きで、恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんあるのです。
そんな彼女は、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまいます。
悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと…
レッサーパンダの姿に!
なぜメイはレッサーパンダになってしまうのか?
そこに隠されたメイも知らない驚きの秘密とは…。
ありのままの自分を受け入れてくれる友人。
メイを愛しているのに、その思いがうまく伝わらずお互いの心がすれ違う母親。
様々な人との関係を通してメイが見つけた、本当の自分とは――。
予告編では、ふわふわで大きなレッサーパンダに変身してしまう姿が見られます。
20年前、『モンスターズ・インク』のサリーの毛並みを見事にCGで作り上げたピクサーが、もっとふわふわで愛らしい毛並みを見せてくれます。
そして実写と見間違うような風景描写を得意とするピクサーですが、今回はアニメっぽい空の映像も気になるところ。
普通のティーンエイジャーが突然レッサーパンダになるという奇想天外な状況が、絵のような背景も相まってコミカルさを増しています。
愉快なタッチのアニメーションながら、描かれるテーマは実にピクサーらしいもの。
本当の自分を見つけようとするメイの姿に、自分らしさはひとつではなく、どんな自分でも好きになってもいのだと背中を押してもらえる作品になりそうです。
私ときどきレッサーパンダ
2022年3月11日(金) 全国ロードショー