【秘策その5:打算的取引を持ちかける】

▼本当に好みの女を聞き出し、それをあてがう見返りに自分ともたまには会ってくれるようお願いする

彼は確かにネガティブですが、あなたと付き合おうとしないのはもしかしたら本当に女性として好みじゃないからかもしれません。

そうなったら今度は思い切って視点を変え、ネガティブ仲間として彼に接触を試みます。「私はどうせ不細工だからあなたに好かれるはずもない。逆に、どんな女が好みなのか聞いて、自虐的な気分を味わいたい」と言ってみましょう。すると彼のネガティブセンサーの針はメモリいっぱいに振り切れ、「ネガティブの同士よ、よくぞ言ってくれた」と一本調子に言いつつも、歓迎の意を表するはず。

そして淡々と彼の好みを聞き出したら、条件に合う女性をちょくちょく紹介します。その度に、「自虐的な気分がする」「私は所詮この程度の女」など、相手の喜ぶネガティブなセリフを言うことを忘れずに。そのうち風向きが変わって、あなたのネガティブさの魅力に取り付かれた彼の方から、あなたに対し積極的な行動に出てくるという大逆転の可能性も。

ただし、もし念願叶ってつき合うことができても、ずっと当初のネガティブキャラを演じ続けなければいけない、という辛いおまけがついていることをお忘れなく。アーメン。

 

類くんのような手強いネガティブさんに対し、思いあまって<鳴かぬなら、鳴かせてみせよう栗原類>を強行した今回の企画、いかがでしたでしょうか。

これらの手法を使えば万が一、ひょっとして、こちらの術中にはまってくれるかもしれませんが、しかしどれもただ単に、"彼の冷静さを失わせることのみ"にフューチャーしていた策だったというのが、果てしなくトホホなかんじです。

しかしネガティブな彼とうまくいくためには、ちょっと変わった方法を取るのはどうしても必要不可欠なこと。ネガティブイケメンを狙っている女子も、自分なりの秘策を考えてがんばってアタックしてみてくださいね。

というわけで、これからも我らがネガティブイケメンモデル・栗原類くんのご活躍を期待しておりまーす!!
 

今回のヌードルアートで使用したのは、類くんのイメージにぴったりの極細パスタ(4mm)、イカスミソース、いか。

髪の毛をよく見ると、イカが混じっています。

1974年生まれ、東京在住。前職は大手ネットショッピングモールのPR担当。2009年より「ライフハッカー」にて恋愛記事の執筆を開始。現在は「金メダル級のダメ男とばかりご縁がある切ない人生を送ってきた、虫の息の恋愛コラムライター」として活動中。また、別ジャンルで「ヨリエ・スディラジェンコフ」名での執筆活動も行っている。