「KIRARI SHOW ACT☆PARADISE THEATER 夜想曲 ノクターン」が12月5日(日)に東京・博品館劇場にて開幕。初日に先駆けゲネプロが行われた。
公演はDIAMOND☆DOGSならではのソング&ダンスで行われる「ショーアクト」。ダンス、歌唱ともに実力派が揃うDIAMOND☆DOGS、さらに元宝塚歌劇団の星組トップスター・北翔海莉を迎え、川原一馬、長澤風海、小寺利光、若松渓太と豪華出演者で送る今作。2.5次元作品、ストレートプレイ、ミュージカルなど様々な作品を手がける宇治川まさなりが脚本・演出を手掛けるオリジナル作品だ。
舞台は架空の街・トーキョーにある闇カジノ「夜想曲」。その「裏」の世界に訳ありの男たちが集められたところから物語ははじまる。集められたのは「夜想曲」の客で、多額の借金を持つもの。そしてその「夜想曲」のオーナーら、また「夜想曲」の歌手、彼女につながりがあるものたち……様々な背景を持ちながらに、現在の状況を「やり直す」ために、ある大きな計画に協力することになる。
DIAMOND☆DOGSとしてはもちろん、様々なミュージカル作品でも活躍する東山はこの計画の首謀者であり、ある復讐を果たそうとしているレオ役を好演。演技だけではない「ショーアクト」スタイルで、計画や過去に葛藤を抱える難役に挑んでいる。そして北翔が演じるのはミステリアスな雰囲気を持つ紅一点・アリエス役。劇中でも披露される美しい歌唱はもちろん、今回の出演メンバーとともに披露される群舞でのカッコよさは健在。北翔ならではの紅一点・歌姫役となっている。
今回は「ショーアクト」と名付けられている通り、間に様々なジャンルの歌、ダンスが加わりストーリーを盛り上げていく。オープニングでの群舞からはじまり、フラメンコ、タップとジャンルレスなD☆Dならではのパフォーマンスは楽しめること請け合いだ。
個性豊かな登場人物の名前は12星座から来ており、それぞれのキャラクターのバックグラウンドと関係性が交錯しあい、紡がれていく物語は宇治川ならでは。本作のキャッチコピーでもある「哀しき男達の欲望・嫉妬・裏切り…そして夢が降る」、男たちの行く末、そして物語の結末はぜひ劇場で確かめてほしい。
公演は12月12日(日)まで、東京・博品館劇場にて。12月6日(月)、7日(火)、9日(木)の夜公演には、公演終了後にアフタートークも実施する。