人と会うことの価値が、今までとは別のものに変化している

――それは2人ユニットという編成だからこそできることなのでしょうか。

ikki:そうですね。バンド編成の場合は、言うならば頭が4つ5つあるじゃないですか。それが2人の場合は、お互いに考えている事は大体わかるんで、意志の疎通が速い。そういう面で、一心同体で動いてる感じです。

ゆうり:本当にありがたく、2人でやっています。

――その上で、ライブではサポートメンバーを入れる体制がアクマデには合っていると。

ikki:サポートを入れたライブを行っていますが、今年に入ってから、ゆうりがステージの上でひとりでパフォーマンスをするという試みを行っています。

それは「サポートがいない」のではなく、ゆうりのソロはエンターテイメントとしてすごく面白いと感じていて、バンド形態にとらわれる必要もないと思っています。

今後、例えばですけど、実現できるかわからないけど、ゆうりの世界観を作り込んだミュージカルに近い見せ方もできたら面白いんじゃないかと。

アクマデは、曲によっては、バンドサウンドじゃなくて打ち込みっぽい楽曲もあるので、そこを中心に組み立てると、バンドじゃないからこそできる、孤独であること、歌詞の世界を一人で表現することもできると思うんです。

――なるほど、とても興味深いです。12月14日(火)には新宿club Scienceにてワンマンライブも控えています。こちらはどのようなライブになるのでしょうか?

ゆうり:タイトル「LOVE IS ALL」の通り、愛が全てだと思っています。曲で歌詞でそれを表現して、その愛を伝えられるようなライブにしたいと考えています。

一年を締め括るライブにもなると思うので、今年アクマデを知ってくれた人にも、ずっとアクマデを見てくれている人にも、初めて見る人にも楽しんでもらえるライブになるんじゃないかなと。

ikki:やっぱりコロナウイルスの蔓延による外出自粛などを経て、人と実際に会うことの大切さ、みたいなものをすごく強く感じていて。オンラインで何でもできるからこそ、会うことの価値が、今までとは別のものに変化している。

アクマデはMVや楽曲配信に力を入れていますが、その上でライブはどうなの?っていうみなさんに、ゆうりのパフォーマンスを、アクマデの音楽を全身全霊で楽しんでもらえるライブにしたいと思っています。

――最後に、今後挑戦してみたいことはありますか?

ゆうり:そうですね、アクマデは愛を表現するプロジェクトといいましたが、例えば写真展とかやってみたいですね。アクマデは2人のユニットですが、僕らが写っていない写真もいいし、そういった作品も残せたらと思っています。

あとは、ヴィジュアル系シーンに籍を置いているなら、一度は「インストアイベント」をやってみたいなと思っています(笑)。

ikki:僕はこの活動をもうちょっと大きくしていきたいですね。まだまだ認知の部分が足りないと思っているので、今の時代どんなに良いものを作っていようが、知られないと何も始まらないので、知っていただきたいなと思っています。

ライブ情報

アクマデ ONEMAN LIVE「LOVE IS ALL」
日時/2021年12月14日(火) 19:00
会場/新宿club science
前売り入場券/4500円(ツーショットチェキ1枚付き)別途1D
PassMarketにて発売中