上から「粗挽きペッパーつるしベーコン」(597円)と「生ベーコンブロックカット」(563円)

ホームパーティや家族団欒などでなにかと人が集う年末年始。そんな席には、見るだけでみんなが盛り上がるダイナミックなおつまみがよく似合う。そこで、小洒落た食品でおなじみのカルディで異質な光を放っている、巨大ベーコンを用意するのはいかがだろうか? 見た目のインパクトは充分だ。しかし味が分からなくてはどうしようもない。ということで今回は人気の二つの肉塊を実食してみた。

 

巨大で分厚く頼もしい。少しグロテスクな肉塊

まずは見た目でドスン。そのインパクトから騒ぐ子供たち、笑う大人たち、興奮する犬猫の姿が目に浮かぶ。大きさ、分厚さ、ちょっとしたグロさもパーティを盛り上げる華になる。こいつの仕事はもうここまで。笑いが起こればすべてよし。…ではいけません!さあ未知なる扉を開けるとしましょう。

ぎゃー。出た。小さいまな板なら飛び出す巨肉。タレがボトボト、ペッパーがバラバラ、テーブルを迷惑に彩ります。カットしてみると、ざくっざくっと小気味よくスライスできる。あとは豪快に並べて食すだけ、という簡単さも素敵。

いよいよ実食。粗挽きの胡椒がビリリと食欲を刺激。赤身部分は肉の味をしっかりと宿しつつ、脂とほどよく混ざり合う。これは前菜の主役になること間違いなしだ。

…でもなんだろう、スーパーで売っている焼豚やハム感も拭えない。そもそもこれら真空パックの加工豚肉シリーズは、全部同じ味な気もする。甘だれのせいかもしれない。また3切れほど食べると、若干飽きてくる問題発生。すると一気にチープな味に感じ始める。

ということで洒落たパーティーには若干不向きか。家族や昔ながらの友達とのカジュアルな集まりには活躍しそう。マヨネーズ、粒マスタードをつけるとなおグッド。余ったら焼いたり、刻んでカルボナーラに入れたり、アレンジもききそうだ。

総評

インパクト:★★★★★

手軽さ:★★★★

汎用性:★★★

パーティー度:★★

味:★★★

しっとりつややか。お洒落心を誘惑する肉塊。

サイズ感もなかなかだが、引かれるのはこのレア具合。え、このまま食べてもお腹大丈夫なの?、とドキドキさせてくれる憎い肉塊だ。キャッチコピーが「そのままでも美味しい!」なので、もちろん火を通さなくてもOK。見た目ですでに赤ワインやチーズとのマッチングの良さを示しているパーティのために生まれてきたような存在。主張する白い脂部分が気になるところだが、さてその実力はいかに!

パッケージから出そうとすると、脂部分がナイロンにびったり張り付いてヌーっと登場。包丁を入れると、こ、これは、筋があるから全然切れない。力を入れると全体の形が崩れてぐちゃっとなる。なので分厚くスライスするしかなく、お刺身を柵から切り分けたような見た目に。これは相当切れる包丁の持ち主でないと、美しく盛り付けるのは難しそうだ。

味のほうは、うん、なかなか旨い。ねっとりと絡む脂とスモーキーな香りが口いっぱいに広がる。口溶け感覚もなくはない。ただ、分厚くスライスしたせいだろう、筋が残る。それが消えるのを途中で諦めて、どのタイミングで飲み込むか自分と相談することになる。もしこれを1ミリくらいに薄くカットできると、筋が残らず脂の口溶け&スモーキーが楽しめて、かなりすばらしいつまみになるだろう。しかし一般家庭では難しい気も。

うまく調理すれば、オードブルの花形になり赤ワインがどんどんすすむポテンシャルを秘めた肉塊。華やかなホームパーティでも活躍してくれるだろう。ただ包丁さばきの腕が試されそうだ。

総評

インパクト:★★★★

手軽さ:★★

汎用性:★★

パーティー度:★★★★★

味:★★★★

人が集まる時には、お酒はもちろん美味しいつまみが主役になる。迎える側も、迎えられる側も、インパクトがあって美味しいものを用意したいものだ。今回ご紹介した二つの肉塊は、登場で場が盛り上がることは保証できる。それをどう演出するかは、あなたのパーティー力にかかっている。(エフェクト・山葉のぶゆき)

※記事中の価格は購入時もの