東京ディズニーリゾートの楽しみ方が変わる?
『美女と野獣』が2022年10月より公演される舞浜アンフィシアターは、2008年、東京ディズニーリゾート25周年を記念して「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」としてオープンしました。
シルク・ドゥ・ソレイユがオリジナル演目「ZED」を公演する専用劇場として使用されていましたが、2011年末に震災などの影響もあり終了。
以降、「舞浜アンフィシアター」と施設名称を変更し、2,000人クラスの会場として、ディズニーか否かを問わず幅広く活用されてきました。
D23 Expo Japanでは、劇団四季がディズニーミュージカルの特別公演を行ったこともあります。
今回、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドが、劇団四季に声をかけたことにより、『美女と野獣』のロングラン公演が実現する運びに。
1階席の一部を潰して、半円形の舞台上にプロセニアムを建て、『美女と野獣』のスペックを引き出せるシアターに改修されます。
「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」オープンから14年、「舞浜アンフィシアター」が再びロングラン公演の劇場として稼働します。
パークとの共通プランも?
株式会社オリエンタルランドの吉田社長は、会見の場で、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーと連携したチケットを販売する構想も披露しました。
東京ディズニーランドでは『美女と野獣』をテーマにしたエリアが2020年にオープンしたばかりです。
『美女と野獣』エリアでは、BGMとして、アニメーションの曲はもちろん、ミュージカル版の「愛せぬならば」などの楽曲も使用されています。
東京ディズニーランドホテルではディズニー美女と野獣ルームが稼働しています。
昨今の東京ディズニーリゾートと『美女と野獣』との親和性の高さは言わずもがな。
元々「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」は、東京ディズニーリゾートが滞在型リゾートして進化するために作られました。
つまり、パークで遊ぶ日に、劇場などパーク外施設を訪れる日をプラスするゲストが増えるような施策でした。
今回、よりパークやホテルと親和性の高いエンターテイメントが誕生することで、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、そしてミュージカル『美女と野獣』で2泊3日のような行程の可能性が広がります。
ついに東京ディズニーリゾートの滞在型リゾート化が実現する未来が見えてきたとも言えます。
日帰りでも、ミュージカル『美女と野獣』観劇+スターライトパスポート(15時から入園)やアフター6パスポート(18時から入園)でパークを楽しむといったプランも可能になります。
現在はスターライトパスポートやアフター6パスポートは休止していますが、東京ディズニーランドでは『美女と野獣』フロートもあるエレクトリカルパレードが再開。
東京ディズニーシーでは新作ナイトタイムエンターテイメント「ビリーヴ! 〜シー・オブ・ドリームス〜」が2022年度にスタート予定です。
パークとミュージカル『美女と野獣』を組み合わせた旅行プランが増え、東京ディズニーリゾートの新しい楽しみ方が広がりそうです。
ディズニーミュージカル『美女と野獣』舞浜公演
公演期間:2022年10月開幕 ロングラン上演予定
会場:舞浜アンフィシアター
チケット発売:2022年5月予定