【美女と野獣“魔法のものがたり”】アトラクションへ没入できる理由は魔法のカップ型のライドにあった! ネタバレなし考察

2020年9月28日にオープンした、東京ディズニーランドの新アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり”」。

パーク内でも1,2を争うレベルで、作品の世界観に入り込むことが出来ますが、その秘密は魔法のカップ型のライドにあった…?

筆者が実際に体感した、ライドの造りと没入感の因果関係を、ネタバレなしで考察＆レポします!

『美女と野獣』を丸ごと体感!

「美女と野獣“魔法のものがたり”」は、魔法のカップ型のライドに乗り込み、映画『美女と野獣』の名シーンをめぐるアトラクション。

もう、エリアの入り口からベルの追体験ができて、そびえ立つお城の外観はもちろん、いくつもの仕掛けが施されたキューライン（並び列）や、実際に物語が幕を開けるプレショーなど、いまだかつてない作り込みで、作品の世界にどっぷり漬かる事が出来ます。

実際に体感した際、今までのアトラクションにはないライドの形状に驚きましたが、いざ動き出すと、その理由が分かった気がしたんです。

いざ乗車!…あれ?安全バーは?

乗り込んでまず、足元の空間が広々している事に感心。

10人乗りながら、一緒に乗り込むゲストやライドに圧迫されてる感じもなくて、視界がすごく開けていたのが印象的でした。

安全ベルトは、前から降ろすタイプのいわゆる安全バーでなく、1人1人腰元にカチャッと挿入するタイプのシートベルト。

広々した前方にはどこにも捕まるところがなく、一瞬焦りましたが、よくよく見るとベルトと同じ腰元の位置に握れるタイプのバーが。

同じく東京ディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ：ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」をイメージしてもらえると、分かりやすいと思います。

こういうストーリーをめぐる系のライドではかなり珍しい造りなので、一体どんだけ激しい動きなんだ…?なんて不安に思ってる間に、いよいよアトラクションがスタート!

視界を覆い尽くす『美女と野獣』の世界

ここから始まる素晴らしいシーンの数々は、ぜひご自分の目で確かめてみて。

大幅なネタバレはないので、ご安心ください!。

10人乗りにしても、ずいぶん大きなライドだなと思っていたんですが、いざメインショーが始まると、視界の開けっぷりにビックリ。

目に映る素晴らしいシーンの数々が、何にも邪魔されず、視界いっぱいに飛び込んでくるんです。

前方に安全バーがないのも納得。

普通のライドだと、バーに捕まる自分の手元が見えたり、ライドの狭さと言うか囲われ感で、いかにも「アトラクションに乗ってます! 」感が出るじゃないですか。

「美女と野獣“魔法のものがたり”」は、それが一切ないんです。

ベルトも捕まるところも、もうすでに腰元で固定されているので、アトラクションに乗っていることを一瞬忘れるんですよ。

完全に作品の世界観に没入させるために作られた、最高のライドなんですよね。

ライドの形状すらアトラクションの一部だし、ここからの視界まで考えて作られてるとしたら、これはもう凄すぎる…!