「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2020」が2020年11月6日(金)開幕。
「“希望” 〜未来をつくる力」をテーマに、今年はフル日本人キャストで3都市13公演の規模で開催されます。
公開リハーサルのレポートです。
ファンティリュージョン!と共に帰ってきたディズニー音楽体験
ディズニー・オン・クラシックが生まれて18年。
気付けば日本では様々なディズニーのライブイベントが公演されるようになり、年に何度もディズニー楽曲を聴きに行くのが恒例のようになっていました。
そんな当たり前は失われ、ディズニー・オン・クラシックも春の公演が行われず、秋の公演も開催自体が危ぶまれるほどに。
しかし、指揮者もヴォーカリストも日本人から選出し、東京・大阪・名古屋の3都市13公演での公演に漕ぎ着けてくれました。
生のオーケストラを聴くのはいつ以来でしょうか。
そんな1曲目は東京ディズニーランド「ディズニー・ファンティリュージョン! 」より“フェアリー・ガーデン”。
ファンティリュージョンのファンファーレが鳴り響くと、パークの思い出、ディズニー・オン・クラシックの思い出がよみがえり、そしてオーケストラの音色の強さ、生の音楽の強さを思い出させてくれます。
ディズニーを代表する名曲たち
第1部は『白雪姫』『シンデレラ』『眠れる森の美女』『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』と、ディズニーの名曲中の名曲が次々と披露されます。
数え切れないほど聞いてきて、1音も残さず覚えている楽曲ばかりですが、今年のオーケストラによる音楽はそんな曲すら新鮮に感じてしまいます。
第1部のフィナーレとなるのは『美女と野獣』より「美女と野獣」と「奇蹟の変身」。
生演奏のディズニー音楽を聴くのはいつ以来でしょう、と思っていましたが、ここで2月の「『美女と野獣』イン・コンサート」が最後だったと気付きました。
「『美女と野獣』イン・コンサート」そして東京ディズニーランドの『美女と野獣』エリアと、『美女と野獣』という作品が厳しい2020年の中で“希望”を紡いできたことに想いを馳せ、第1部が幕を閉じます。