今も多くの人に愛されているディズニー映画『美女と野獣』。劇団四季ではこの映画をもとにした舞台を上演しています。
2015年11月24日、劇団四季の『美女と野獣』は公演20周年を迎えました。
今回はロングラン公演を続けるミュージカル『美女と野獣』の3つの見どころを紹介します。
見どころ その1「魅力的なミュージカルナンバー」
劇団四季の『美女と野獣』を語るうえで欠かせないのが、数多くのミュージカルナンバーでしょう。
映画版で使われた楽曲やミュージカルオリジナルの楽曲を、舞台ではキャストが情感豊かに歌い上げています。
1幕で最も盛り上がるシーンといえば、何といっても「ビー アワ ゲスト(おもてなし)」ですね。
映画版でもおなじみのシーンですが、舞台では数多くのキャストが登場して、歌や踊りを披露する豪華絢爛なシーンに仕上がっています。
花火などの特殊効果も使われていて、火薬のにおいが客席まで伝わってくるほどです。
1幕の最後のシーンに登場する「愛せぬならば」は、ビーストの苦しむ気持ちが込められています。
ベルに自分を愛してほしい、呪いを解いてほしい、しかし彼女からは拒絶されてしまう…。
野獣として粗暴な性格だったビーストが、徐々に人間らしい気持ちを取り戻していく、きっかけとも言えるナンバーになっています。
2幕で印象的なシーンは、舞台のタイトルと同じ「美女と野獣」のシーンです。
ミセス・ポットの歌声に乗せて、ベルとビーストの距離が詰まっていき、そして2人のダンスシーンへ…。
ビーストがベルに寄せる思い、そしてベルがビーストに寄せる思いが、やっと通じ合う瞬間ですね。
今回紹介したシーン以外にも、舞台では魅力的なミュージカルナンバーがたくさん登場しますよ。