1998年の初演以来、17年以上もロングラン公演を続けている劇団四季のミュージカル『ライオンキング』。

これまでの観客動員は1,000万人を超え、来月7月には日本公演通算10,000回を達成する見込みです。

そんな大人気のミュージカル『ライオンキング』の魅力について、皆さんにご紹介します。

 

原作はディズニー映画『ライオン・キング』

撮影 : 上原タカシ

劇団四季のミュージカル『ライオンキング』。これはもちろん、ディズニー映画『ライオン・キング』のストーリーをミュージカル作品に仕上げたものです。

動物たちの王国「プライド・ランド」に君臨するライオンの王 “ムファサ” 。映画ではムファサの息子 “シンバ” の成長と葛藤が中心に描かれています。

ミュージカルでも映画と同様に、ムファサとシンバの親子関係や家族愛、そして王の息子として生まれたシンバの宿命が強く描かれています。

『ライオン・キング』には、人間は一切登場しません。ミュージカル版ではマスクやパペットを使って、プライド・ランドに生きる動物たちが表現されています。

動物たちの物語なのに、人間が演じていても何も違和感がないことに驚かされます。

ミュージカル『ライオンキング』はアメリカ・ニューヨークのブロードウェイでも上演されており、こちらも1997年の初演以来、今もロングラン公演を続けています。

 

親子にもおすすめ。見どころはシンバの成長

ミュージカル『ライオンキング』の最大の見どころは、何と言ってもシンバの成長ですね。

プライド・ランドの未来の王として生まれたシンバ。その息子に王としての生き方を説くムファサ。

しかし、ムファサは王位を狙う弟のスカーの策略によって、命を落としてしまいます。

シンバは父の死が自分に責任があると思いこみ、プライド・ランドを離れます。

しかしその後、親友のナラとの再会や、呪術師のラフィキとの出会いによって、プライド・ランドに戻り、父から王位を奪ったスカーと対決することを決意するのです。

シンバが自分の宿命を受け入れ、立ち向かっていこうとする姿勢を見ていると、こちらも勇気をもらえます。

またムファサとシンバの関係を見ていると、親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちについて、自然と考えさせられます。

『ライオンキング』が親子で見るのにふさわしい作品と言われるのも、このあたりに理由があると思います。

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