国内の人気ミュージカル俳優が一堂に会して開催される「Japan Musical Festival 2022」にて「ジャージー・ボーイズ」メドレーを披露する同ミュージカルキャストの中川晃教、花村想太、藤岡正明、東啓介、コーラスで参加する山野靖博がリハーサルの模様を公開し、同フェスティバルへの意気込みを語った。

「ジャージー・ボーイズ」は、数々の名曲を生み出した「フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ」の実話を描いた作品で、日本では2016年より上演。今秋の公演ではフランキー・ヴァリを中川と花村がWキャストで演じる。

この日のリハーサルでは「Sherry(シェリー)」、「Big Girls Don't Cry(恋のヤセがまん)」、「Walk Like a Man(恋のハリキリ・ボーイ)」などのヒット曲のメドレーを披露。さらに中川と花村という“2人のヴァリ”が「Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)」を歌い上げた。

国内のミュージカルスターが集うミュージカルファンにとってはたまらないコンサートとなるが中川は、韓国で開催され、日本人として初めて出演した「スターライト・ミュージカル・フェスティバル」に触れ「ミュージカルひとつでこんなにたくさんの人たちが楽しむことできるというのが衝撃的で『いつか日本でも、こういうフェスできたら…』と思っていたんですが、それが今回、叶います!」と興奮を抑えきれない様子で語る。

「ジャージー・ボーイズ」初参戦となる花村はこの日の歌稽古が初めてメンバーと一緒に歌う機会となったが、振り付けも含めて息の合った様子を見せた。今回のコンサートがフランキー・ヴァリ役として「みなさんに観ていただく初めての場所となるので頑張って歌いたい」と意気込みを語る。

初めてとは思えない花村のパフォーマンスにはメンバーも驚いたようで藤岡は「ハンパない!」と称賛し「まだ3週間あるので、ブラッシュアップして最高のメドレーが披露できると思う」と心強い仲間を得て自信を深めた様子。初演からヴァリ役をひとりで務めてきた中川も、新たに加わった花村について「いま、まっさらな状態で、このフレッシュな力、情熱に満ちた花村さんの輝きが、この『ジャージー・ボーイズ』になくてはいけないと感じながら、いままでとはまた違うハーモニーが生まれる予感がしました」とうなずいた。

『Japan Musical Festival 2022』は1月28日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催(ライブ配信も実施)。