
劇団ナイスコンプレックス公演、舞台『ゲズントハイト』〜お元気で〜が、2022年2月に東京芸術劇場シアターウエストで上演される。本作は劇団ナイスコンプレックス主宰のキムラ真が原作を手掛けたオリジナル作品で、何度も再演されている劇団の代表作だ。
本公演で2012年に主演のクリニクラウン(小児科に来る子どもたちを笑顔にするピエロ)・オーちゃんこと大村直人役を務めた藤原祐規が出演、相方のヒロくんこと広瀬守役を、前回公演に引き続き三上俊が務める。
10年ぶり再登板となる藤原は「前回公演で、芸人のサバンナ・八木さんがオーちゃん役を務めていたので、プレッシャーを感じています。それでも声をかけてくれたキムラ(真)には感謝していますし、うれしかったです」と語る。
三上は「サバンナの八木さんが演じるオーちゃんを見て『プロの芸人さんって本当に面白いな』と思っていました。今回はフッキー(藤原)という役者として信頼している人と作り上げることになるので、どんな作り方をするのか一緒に楽しみたいです」と語った。
藤原と三上は共演経験があることから、互いの印象を聞くと「みかしゅん(三上)は、舞台で何があっても合わせられる人。突然僕がひらめいて全然違う球を投げても受けてくれると思うので心配していないです」と藤原。すると三上は「あくまでも僕の見解ですが、僕とフッキーはタイプが似ている。だから僕の投げた球をわかってくれますし、きちんと返してくれる」と言い、二人の間にある厚い信頼関係がうかがえる。
前回公演で披露したバルーンアートを覚えているという三上は、「久しぶりに作ったら、とてもしっぽの長い犬ができました(笑)。バルーンアートは大事なポイントなので頑張ります。豪華なキャストですごい作品になると確信しています。楽しみにしていてください」とコメント。
藤原は「あたたかい話ですが、一歩間違えると恩着せがましくなってしまう可能性があります。ですからしっかり役を生きて目的に向かって走った結果、ストーリーが付いてくる感じが良いのではないかと思います」と語り、最後に「すべての人に面白いと思ってもらえる作品を目指します。出番もせりふも多い、その上ギター演奏も披露しますが、頑張ります!」とメッセージを送った。
文/撮影:咲田真菜