「社会人になってから紹介で知り合った人と4年の交際期間を経て、結婚しました。

付き合っているときは束縛もなく、お互いの友人との旅行も許可し合っていたんです。

だけど、結婚してから元夫は自分の中にある嫁像を私に押し付けてきました。

『もう結婚したんだから』と女友だちと遊びに行くときには門限ができ、泊まりの旅行もNGになりました。

さらには共働きなのに家のことは私の仕事で、“手伝う”というスタンスも許せなかった。

言わないとやってくれないし、やったらやったでしてあげた感を出すし、『ありがとう』の言葉を求めてくるし。

最初はもちろん離婚する気なんてなかったから家事を黙々としていたものの、私の中で不満が蓄積されていき、最後はケンカばかりになって離婚しました。

今振り返ると、義実家に遊びに行ったときには義父と夫はずっと座っていて、義母は常に忙しく働いていた。

この家で育ったら、そんな価値観になるなってことにもっと早く気づくべきでした」(37歳/派遣)

夫婦像として両親の姿が浮かび上がるのは仕方がないこと。だって、一番近くで見ていた結婚生活のリアルなんですから。

しかし、それを一方的に押しつけているようでは結婚生活はうまくいきません。

義両親の関係は結婚前にチェックしたほうがいいでしょう。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。