わちゃわちゃ&セクシー! ギャップで魅せる

当然、ライブ恒例のお楽しみコーナーは今回も健在で、昼公演では万歩計対決で優勝した坂垣怜次に、ビリの桜庭が“渾身の一発ギャグ”を命令されて、場内を極寒に陥らせる場面も。直後の「fallin」では一転、その張本人が「好きになってしまったんだよ」と囁き、艶っぽいラップでPARFANを魅了するというギャップも楽しい。

一方、夜公演では質問箱から一人ずつお題を引いて、堀田怜央が今の気持ちを叫んだ佐藤信長の見せ場を奪って天然を爆発させたり、坂垣と前川がオチの見えない夫婦寸劇を繰り広げて失笑を買ったりと、個性豊かなパーソナリティで楽しませてくれた。

堀田怜央

それでいながら、続く「Celebration」では各自が担当カラーのペンライトを振って、ラテンの響きをセクシーに表現と場内の空気を一変。最後はデビュー曲「My dear Summer」で、ペンライトを片手に冬の寒さを吹き飛ばすような熱気を放出し、昼公演の堀田は「同じ空間を過ごせて幸せです!」と、素直な心情を吐き出した。

夜公演では全員で「本当にありがとう!」と叫んで、最高潮の盛り上がりに。「みんなで“出し尽くそう!”って言ってた気合いがヒシヒシと伝わってくる」と堀田が、「初っ端から全力を出し切った」と坂垣が言い切ると、佐藤は「皆さまの熱量、すごく伝わってます。それを糧に頑張れているのがありがたい」と感謝。

最終公演は配信もされていたため、桜庭が「画面の向こうの声、届いてます!」と告げれば、前川は「この景色が、今、抱いてる感情が、仲間たちが出会えてよかったと心から思ってます」と感無量げに絞り出した。

そんな想いの熱さの理由は、夜公演のアンコールで明かされることに。お揃いのパーカーに着替えた5人が「シンセイカツ」で“そばにいるよ大丈夫”と旅立ちの背中を温かく押すと、なんと佐藤が「ライブ中に投げキスをするっていう裏ミッション、完全に忘れてました!」とお詫びの投げキスを連続で繰り出した。

桜庭大翔

そして“大事なお知らせがあります”と事前にSNSで告知していた通り、スクリーン上には“重大発表”の文字に続いて、8月6・7日にduo MUSIC EXCHANGEでライブを行うこと、そのタイトルが『TFG The Last Live - Never END -』であることが映し出される。

驚きのあまり静まり返る客席に、前川が「これがTFG最後のライブになります」と告げると、動揺するPARFANにメンバーそれぞれから率直な言葉が贈られた。