
4強を見据えた戦いである。『NTTジャパンラグビー リーグワン2022』第10節で4位横浜キヤノンイーグルスと5位トヨタヴェルブリッツが激突する。ともに6勝3敗。勝点差はわずかに1である。気の早い話をすれば『NTTリーグワン2022 プレーオフトーナメント』出場圏となる4位以内はキープしたいところだ。
前節、横浜EはNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に完勝。試合開始とともに多彩な攻撃を見せた横浜Eは前後半の立ち上がりと終盤にトライをまとめて、49-24でボーナスポイント(BP)も獲得した。それでも沢木敬介監督は試合後「先週と同じく前半立て続けにトライを取った後、ちぐはぐなプレーが続いた。そこを改善していかないと上を目指せない」と課題を指摘した。
一方、トヨタVは前節・埼玉ワイルドナイツと後半開始直後までは19-22と接戦を展開。しかし、ラスト10分でギアをさらに上げた埼玉WKに26-51で屈した。ダブルスコアに届こうという完敗にも、試合後の姫野和樹主将は「チームメイトがメンタリティを見せ、前に出てくれたことを誇りに思う。スティーブ・ハンセンも加わり、チームは明るくエネルギッシュな状態。今後のトヨタに期待できるし、もっと成長できる。負けたが、チームに満足している」と笑顔を見せた。
キックオフ48時間前に発表される試合登録メンバーは以下の通り。
【横浜E】
1岡部崇人、2庭井祐輔、3津嘉山廉人、4サウマキ アマナキ、5ソセフォ ファカタヴァ、6リアキ・モリ、7嶋田直人、8コーバス・ファンダイク、9山菅一史、10小倉順平、11竹澤正祥、12梶村祐介、13ジェシー・クリエル、14ヴィリアメ・タカヤワ、15エスピー・マレー、16高島忍、17五十嵐優、18松岡将大、19アニセ サムエラ、20田中真一、21荒井康植、22南橋直哉、23松井千士
【トヨタV】
1清水岳、2彦坂圭克、3淺岡俊亮、4秋山大地、5パトリック・トゥイプロトゥ、6ピーターステフ・デュトイ、7古川聖人、8姫野和樹、9茂野海人、10ライオネル・クロニエ、11ウィリアム・トゥポウ、12チャーリー・ローレンス、13ロブ・トンプソン、14高橋汰地、15小澤大、16加藤竜聖、17三浦昌悟、18崔凌也、19マイケル・アラダイス、20フェツアニ ラウタイミ、21福田健太、22ウィリー・ルルー、23バティリアイ・ツイドラキ
横浜EはSO田村優に代わり司令塔を務める小倉の手綱さばきが注目される。対するトヨタVはWTB高橋が待ちに待った新リーグ初陣となる。
果たして、横浜Eがトップ4を死守するのか、トヨタVが取って代わるのか。『NTTリーグワン2022』第10節・横浜E×トヨタVは3月18日(金)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。