ウィーン少年合唱団 記者会見より ウィーン少年合唱団 記者会見より

“天使の歌声”の呼び名で世界中から愛されるウィーン少年合唱団のモーツァルト組(3名の日本人団員を含む)が来日。4月29日(月・祝)から始まる日本公演に先駆けて、都内で記者会見を行った。

「ウィーン少年合唱団 2013年日本公演」の公演情報

1498年に創設され、かつてハイドンやシューベルトも所属していた伝統あるウィーン少年合唱団。世界の数ある少年合唱団の中でも抜群の人気と実力を誇り、ウィーンの音楽大使として世界各地でコンサートを開催。特に日本へは1955年の初来日以来、度々ツアーを行っており、毎回、完売公演が相次ぐほどの人気を博している。

記者会見では、まず芸術監督のゲラルド・ヴィルトが登壇。自身もかつて合唱団メンバーとして来日。その時の良い思い出を、今でも憶えているという。「ウィーン少年合唱団は、日本という国に心を奪われてしまったと言っても過言ではないくらい、日本との深い結びつきを感じています。日本の皆さんにはコンサートに来て頂いて、良い思い出を持って帰ってもらいたいと願っています」と挨拶した。

ウィーン少年合唱団の日本公演で恒例となっているのが、日本の歌のツアープログラム。今回は、3月にリリースされたCDも好評の「花は咲く」(NHK東日本大震災復興支援ソング/菅野よう子作曲・岩井俊二作詞)のほか、「ふるさと」「となりのトトロ」「ソーラン節」などを日本語で披露する。「ソーラン節をはじめとする日本語の歌のプログラムも、入念に準備を重ねてきました。いよいよ本領を発揮できるのが楽しみ」と、日本公演で指揮を務めるモーツァルト組カペルマイスターのボミ・キムも意気込みを語った。

会見の最後には、日本公演プログラムの「花は咲く」と「トリッチ・トラッチ・ポルカ」を歌い、“天使の歌声”と称される美しい歌声を披露したウィーン少年合唱団。日本公演は、4月29日(月・祝)の愛知県芸術劇場コンサートホール公演を皮切りに、6月16日(日・祝)まで全国28公演を開催。