会社の誰も教えてくれないお金が貯まる仕組みがある
4月からの新社会人あるいはまだ20歳代の社員にとって、お金をどうやったら貯められるかは難問のひとつです。「給料日前に余裕があったら貯める」と考えている人が多いのですが、実はこれ、ほぼ100%貯められないパターンです。なぜなら、給料日の一週間前に残高照会して、ぴったり使い切るように自分をコントロールしてしまうからです。当たり前ですね。
お金が貯まる仕組みは、「意思の力」に頼るとたいていうまくいきません。努力や根性も向いていません。何かうまく「貯まる仕組み」を使うほうがいいのです。
実は多くの会社に用意されている「自動的にお金が貯まる仕組み」があります。しかし、会社の先輩や人事総務部の人はその活用方法をほとんど教えてくれません。今回はそんな仕組みをご紹介します。
会社の人が教えてくれない理由はパワハラのせい?
1970年代というとかなり大昔ですが、かつては「いい意味でのおせっかい」を焼く先輩がたくさんいました。仕事で失敗している後輩を飲みに連れて行って励ましたうえにご馳走してくれたりとか、営業の帰りに喫茶店でコーヒーをご馳走してくれたうえに営業のノウハウを伝授してくれたりする先輩はどこのオフィスにもいたものです。
しかし、最近では強制的な誘いをする上司はめっきり少なくなりました。パワハラの恐れがあるからです。また、部下にご馳走するほど先輩にも経済的余裕がないため、気前よくお金を出せなくなったこともこうしたお節介が減ってしまった理由のひとつです。
まあ、お節介を焼く上司というのは、悪気がないのにうっとうしいことがありますので、一概にいいとはいえません。上司という権力をかさに部下に嫌な思いをさせるパワハラは禁じられなければなりません。しかし、「いい意味でのお節介」が減ってしまったのならちょっと残念な気がします。
そして、「お金が自動的に貯まる仕組み」を教えてくれなくなったのも残念な変化のひとつです。
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