「彼女に愚痴を言いたくなったのは、誕生日プレゼントに彼女の好きなブランドのバッグを贈ったとき。

驚かせたくて何を贈るかは話しておらず、当日は俺の部屋で食事をデリバリーして楽しむことだけ決めていました。

俺が自分に贈るプレゼントに無関心だと思ったのか、誕生日の少し前から彼女が不機嫌なのは何となくわかっていたけど、『当日になってバッグを見れば喜んでくれるに違いない』と思っていましたね……。

誕生日、ご飯の前に渡してしまおうとラッピングされた包みを差し出したら、『え、用意してくれていたの?』と驚く彼女。

『もちろん』と笑顔を返したけど、『それならせめて買ってあることくらい教えてほしかったな』と言われてびっくりしました。

『サプライズしたくて』と言うと、『あなたは私の誕生日に無関心なのだと思ってずっと寂しかった』と返されて、プレゼントは開けないまま。

どうしてこんな流れになるのかわからなくて、パニックでした。

最終的に俺の買ったバッグを見て『ありがとう』と言ってくれたけど、場の空気は盛り上がらないし、“何で俺のせいみたいになっているの?”とモヤモヤが残りました。

友人に話したら『楽しみに待っていてとか伝えていればよかったね』と言われましたが、そこまでしないと喜んでもらえないのですかね……」(28歳/公務員)

喜んでほしくてこっそり用意していたプレゼントだったのに、思惑通りに受け取ってもらえなかったらショックですよね。

誕生日は年に一度の特別な日なら彼女の不安や寂しさも理解できますが、もう少しコミュニケーションを取っておけばよかったのかもしれません。

サプライズばかり集中するとこんなすれ違いが生まれることもあるので、相手の様子や気持ちまでしっかり考えた準備が必須と感じます。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line