子どもって不思議な生き物です。

突然、自作のミュージカルの国の住人になったかと思えば、すごい集中力で大量の紙をはさみで切り続けたり。

子どもの不思議な行動・言動に、うちだけかしら、と不安になってしまうママもいるかもしれませんが、周りを見回してみると、誰かしら似たようなことをする子どもはいるものです。

そのほとんどの行動・言動は、小学校就学とともに消えていくようですから、必要以上に心配せずに見守っていてあげましょう。

今回は、そんな子どもの不思議を6つご紹介します!

1. 自称が本名とまったく違う名前

本名は「しおり」なのに、2歳くらいから自分のことを「あーちゃん」と呼び出した子どもがいました。なぜ「あーちゃん」なのかとママが聞いても、もちろん説明することなどできないのですが、とにかく自分は「あーちゃん」ということだけは確かなそうです。

その後、だんだん本人の口から出る「あーちゃん」は消えていったそうですが、彼女を小さい時から知る保育園の先生やお友達のママは、彼女を「あーちゃん」と呼び続けているそうです。

ほとんどの子どもは就学とともにその自称をやめていきますが、筆者の友人には、大人なのにいまだに子どもの頃の自称で自分を呼ぶツワモノがいます。それも本名の「めぐみ」とはまったく似ても似つかない「ごん」という名前なのです。

自分をかわいく見せるために本名よりもかわいい名前をつけるのなら、まだ理解できるような気がしますが(アジア圏の方は、自分に西洋風の名前をつけますよね)、なぜに「ごん」…。

2. 見えないお友達がいる

誰もいない部屋で子どもがひとりでしゃべっていることはよくあることですが、どうやらそれが相手のいる会話のようだ、と感じたことはありませんか。

もしかしたら子どもは「見えないお友達」とおしゃべりしているのかもしれません。

英語では「イマジナリー・フレンド」、つまり想像上の友達という意味ですが、日本語の「見えないお友達」の方がちょっとこわい響きがしますね。

ですが、これも小さな子どもにはよくあることで、特にひとりっ子に多いとも言われます。その原因を探ることはたいして意味がないのですが、時に大人は大げさに考えてしまうもの。

E.L.カニグズバーグ、J.D.サリンジャーなどのアメリカの文学作品には、見えないお友達を持つ子どもの出てくるものがいくつかあります。その中には、子どもの不思議な言動にイラつく大人の姿も描かれています。

3. 2歳児は長靴がお好き

子どもが歩き始めてしばらくすると、どこへ行くにも長靴という時代が到来します。
まわりを見回すと、だいたい2歳児の現象のように思えるのですが、あれはなぜなのでしょうね。

おそらく、自分ひとりでも履ける、という機能性の理由が大きいのではないでしょうか。

雨でも晴れでも、毎日、長靴。なのに、肝心の雨の日には水たまりにじゃぶじゃぶ入っていって、長靴の中にまで水を入れてしまう、という大人には到底理解できない行動をしますが、どうぞ見守っていてくださいね。

それもいつか、終わりが来るのですから。