「同じ職場の同期が、社内で人気のある上司と不倫していました。

上司は6、7年前に元同僚の女性と結婚したので上司の奥さんと顔見知りの社員も多くいました。

私たちの入社前の話なので私たちの世代との接点はなかったのですが、いくら人気があったとしても身近な場所に奥さんがいる既婚者に手を出す人はいませんでした。

でも、友人は猛アピールを繰り返して、その上司とまさかの不倫関係に。

『不倫なんてやめなよ』と言って聞くタイプではないのは重々承知していたので放っておいたんです。正直、関係ない話だったから。

でも、付き合ってしばらく経つと、『彼から選ばれた』マウントが始まって……。

私には社内に片思いしている男性がいるのですが、彼女から『その人は何が好きか彼から探りを入れようか?』とか、『Mちゃん(私)はここが男性受け悪そうだから』とか。

あからさまに自信にあふれる感じなんです。

上司をカッコイイという女性たちの中で自分が選ばれた気持ちでいるんでしょうが、あの人たちは常識があってアプローチしなかっただけ。

それに気づいていないのはイタイな~と思います」(27歳/事務)

マウントにまで発展しているなんて、不倫は“忍ぶ恋”というのは過去のものなのでしょうか。

既婚者は女性にガツガツしていない振る舞いがスマートに映って人気が出る場合もありますが、それはあくまでも仕事でのテンションを上げる身近なアイドルのような存在。恋愛対象外なのです。

彼女がその事実にいち早く気づくことを祈っています。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。