「パトレイバー塾」が生まれたきっかけは?

ここからは編集部による追加取材。「パトレイバー塾」というユニークな試みはどのように生まれたのだろうか? 株式会社ジェンコの担当者に話を聞いた。

―― 「パトレイバー塾」開催の経緯を教えてください。

「アニメーションが現実社会の企業とイノベーションをおこせないか?」と考えたことが本企画の発端です。

本来BtoCであるアニメーションがBtoBの境地を切り開く観点に強く惹かれます。作中で描かれるあらゆる要素(都市・AI領域・ロボット工学・機械工学警察機構etc.)に明るい各分野の専門家である企業の開発者や知識人と構想を広げ、その様子を学生や専門分野を学ぶ方にも観てもらうことで次世代のイノベーションにつなげていければと考えています。

―― 登壇する専門家の方々はどのように選んだのでしょうか?

まずは都市論の観点で第1回目から参加いただいている矢部俊男さんを軸に、東京大学の廣瀬先生をお招きしました。

第2回目は矢部さんの繋がりで株式会社デンソーの光行恵司さん。そして第3回は当社開催の土浦展で繋がりのできた日立建機株式会社の小俣貴之さんという流れで、毎回企画に合わせた専門家の方々にお声がけしました。

―― ずばりパトレイバー塾の「イチオシポイント」とは?

アカデミックでマニアック! 聞いても分からない部分はあるけれどだからこそ食い入るように見たくなるところです。パトレイバーは10年先の世界を描いているので、実際の企業の方々が語る内容がよりリアルに響くところがポイントです。

次回のパトレイバー塾は今年の夏ごろに開催予定とのこと。最終回となる第四回はどのようにパトレイバーと現代社会が語られるのか期待したい。

配信情報

●WEBセミナー<アニメ × 都市論 【パトレイバー塾】 第3回「正しいレイバーの使い方」>
4月23日(土)までアーカイブ配信中
チケット販売は4月22日(金)まで

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