トイレで新聞

おやじにありがちな行動を思い起こしてみましょう。例えば「トイレで新聞を読む」という行動。まさに、おやじですよね。

でも、毎日忙しく働く女子の中にも、おやじのようにトイレで新聞を開いてしまう人がいるのです。「えっ、ダメなの?」と思った女子のみなさん、その姿、まさにおやじ女子です。

確かに、トイレで新聞を読む行為、一石二鳥かもしれません。忙しい朝の時間短縮術のひとつかもしれません。ですが、まず、衛生観念的にもNGではないでしょうか?

例えば、父親がトイレに持って入った新聞を後から読むのは、あまり心地よくないですよね。さらに「朝、トイレと新聞はセット」というのが毎日の習慣になっているならば、その習慣を変えるのはなかなか難しいですよね。「恋人ができて、泊まった翌日の朝、いつものように、トイレに新聞を持って入り、おやじ女子な姿を見られたらどうするんだろう」と心配になるのは私だけでしょうか……。

「女性らしくしなければいけない」とは思いませんが、やはり、あまりにも男性的になってしまうと、異性のみならず、同性にも引かれてしまうかもしれません。 
 

オヤジの聖地で焼き鳥とビール

オヤジの聖地「新橋」でのできごとを、50代オヤジのAさんに教えてもらいました。Aさんは、新橋の年季の入った焼鳥屋のカウンターで飲んでいました。そこへ、見た目は丸の内OLという、感じのいい女性が入ってきたそう。オヤジしかいない店内に、女性がひとりで入ってきたので、かなり目立っていたと言います。

Aさんは、待ち合わせなのかと思って様子を伺っていたそうですが、その女性は「おじさん、とりあえず生中!あと、焼き鳥は適当に盛り合わせで!」とその見た目からは想像できない、男前な調子でビールと食事をオーダーしたそうです。そして、一口目のビールの後は「クァー。うまっ!」とひと言。さらに、食べ終わると「いやー、おじさん、鳥皮おいしかったわ。また来るから」と言い残し、店を後にしたのだとか。

この光景を教えてくれたAさん、話の出だしは「さっきさ、女の子なんだけど、おっさんを見た」です。オヤジと並んで、カウンターでひとりビールを飲み、「うまっ」とこれまたひとり感想を述べられる女子は、オヤジ女子に間違いありません。「食べたい時に、食べたいものを食べたい」という気持ちはわかりますが、オヤジ女子化を懸念しているなら、店選びと店内での振る舞いは、気をつけた方がいいかもしれません。


この記事を読んだみなさんは、きっとオヤジ女子化を気にしている女子ですよね。オヤジは愛すべき存在かもしれませんが、女子がオヤジになるのは避けたいところです!次の休日は、予定がなくても、まずは着替えて、散歩に出かけてみる、朝の新聞はトイレ以外で読む、ひとり酒は少しだけおしゃれなお店で…など意識してみてはいかがでしょうか?
 

大学院卒業後、銀座のクラブホステスになるという異色の経歴の持ち主。「銀ホスライター」として、老舗クラブで磨いたコミュニケーション術&営業テクニックを、悩めるビジネスパーソンに向けて紹介。恋愛・結婚・出産など、女性にとって身近な問題を研究し「今よりちょっとだけ人生を豊かにする方法」を提案しています。