イカの足は足じゃない。
「イカの足は何本ですか?」と聞かれれば、「10本」と答える人が多いかもしれません。でも、正確にいえばイカに足は無いんです。
背中から順に第一腕、第二腕、第三腕というふうに数えていきます。つまり、これは足ではなく腕なのです。他より長い2本は触腕です。
タコの足は再生されたり、されなかったりする。
タコは外敵に襲われた時、自分の足を切り離して逃げることができるのだそう。その場合、無くなった足はすぐに再生されますが、もし、ストレスで自らの足を食べてしまったときは、二度と再生されないのだとか。
ということは、もし、足の無いタコを発見したら、足の再生途中、または、自分でちぎってしまったのかもしれません。意外とストレスに弱いのかな。
カメの性別は温度によって決まる!?
多くの生物には、オス、メスという性別があります。その中でも、カメは生まれたときの温度によって性別が決まるというのです。
タマゴが孵化するときの温度が、28度くらいを境に、それより温度が低いとオスが、それより温度が高いとメスが生まれるのだとか。
これは、爬虫類では広範囲にみられる「温度依存性決定」というものなのだそう。
生まれた温度で性別が決まるのなら、同じ場所で同じ時期に生まれたカメは、みんな性別は同じになる、ということになりますね。これは神秘的!
今回、ご紹介した生き物たち、その存在はよく知っているけれど、本当にそれぞれに、色々な特徴を持っていることに驚かされます。
進化の過程で、それがその種を残すために必要なことだったのかもしれませんが、それにしても、タコの足の再生についてなど、理解ができない性質もあったりして。
当たり前ですが、改めてそれぞれの世界で、その法則にのっとって生きているのだな、ということがよくわかります。
地球上で発見され、その生態がわかっている生き物は、ほんの一握りだといい、今でも日々、新しい種が発見されています。
これからも新しい生き物が発見され、また、現在よく知られている生物についても、新しいことがわかってくるかもしれません。
大人になってからは、あまり読む機会はないかもしれませんが、改めて動物辞典などを読んでみると、新しい発見があって楽しいです!
ああ、生き物って、奥が深いなぁ。