撮影:熊谷仁男

 6月22日(土)より公開の映画『100回泣くこと』(主演:大倉忠義 桐谷美玲)で、ヒロインの佳美役を演じられた桐谷美玲さんと、佳美の友人・夏子役を演じられた、ともさかりえさん。

映画の中では、「年齢は離れているものの絆は誰より深い」という友人同士を演じられていたお二人。今回のスペシャルインタビューでは、それぞれ「20代、30代のステキ女子代表」として、友情や恋愛といった映画に通じるテーマについて、素顔で語っていただきました。

Q1.女同士の友情について、どう思いますか?

 

映画『100回泣くこと』6月22日(土)より公開 (C) 2013中村航・小学館 / 「100回泣くこと」製作委員会
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桐谷:『友達とおしゃべりする時間は、素の自分に戻れる大切な時間なんです』

「私がお仕事をしていく中で、どんな時間が一番リラックスできる時間かといえば、友達と一緒におしゃべりをしている時間なんですね。

それは、高校の友達だったり大学の友達だったりするんですけど、仕事をしているときの自分を離れて、普通の23歳の女の子としていられる時間というのを、自分自身すごく大切にしています。そういう人たちには本当に支えてもらっているし、いないとだめな存在なんですよね。

映画の中の佳美と夏子の関係も、ともに支え合っていたりとか、思い合っていたりというところでは、よく似ているな、というように感じていました」

 Q2.年齢差のある友人関係について、どう思いますか?


ともさか:「年齢差がある関係には、同年代とは違う楽しさがありますよね」

「佳美と夏子に関しては、年齢的にも差があるし、家族のような不思議な距離感の関係だと思うんですけど、同世代の友達っていうのとまた違って、年齢差があるところで生まれる空気感っていうのもありますよね。

私はどっちかっていうと同世代の友達より、年が離れている友達の方が多いんです。且つ相手が上の、おねえさんのお友達がどっちかっていうと多いですね。

同世代の友達は、同世代だからこその安心感だとか、共感できるものもあるけれども、年の差があるところの関係で言うと、尊敬できたりとか、何か吸収できたりだとか、…やっぱり経験値が上だから、もらえるアドバイスだとか、そういうものもあるので、またちょっと違う楽しさがありますよね。」

Q3.映画の中では、辛い立場に置かれた佳美を夏子が終始心配している状況でした。そのように、実際に大切な友人が辛い思いをしているとき、どう接してあげたいですか?


桐谷:『私だったら、誰かそばにいてほしいと思います』

「相手が話したいなと思っていたら、聞いてあげるけど、そうじゃなかったら、何にも言わずにそばにいると思います。
無理矢理聞いても、あんまりいい気持ちもしないでしょうし、しゃべりたくないときも、あるでしょうし…。
でも、私だったら、誰かそばにいてほしいと思います」

 

ともさか:『否定も肯定もせず、その状況をわかってほしい、という気持ちを受け止めてあげたい』

「一方通行でこっちがしてあげたいこととか、こっちが思う形だけでは成立しないと思うので、相手が望むことを多くを汲み取ってあげつつ、向き合っていくっていうかんじですかね。

普段は、聞き役に回ることは多いですね。
自分もそうですけど、相手に何か答えを求めるのではなくて、何かもし迷っていることとかがあるんだったら、ただ聞いてほしいとか、ただなんとなく寄り添っていてほしいとか。やっぱり最終的に決めるのは自分なわけなので。
否定も肯定もしてほしくないけど、ただこの状況をわかってほしい、っていう気持ちをそのまま受け止めてあげたいですね」