Q4.映画の中の佳美という女性は、どんな恋愛観を持っていると思いますか?また、それと自分自身が重なる部分はありますか?
桐谷:『あたしだったら、連絡しちゃうなぁ(笑)』
「佳美は、自分のことより相手の幸せを考える人だなぁ、と。
自分が(主人公の藤井くんを何年も)待っている立場と言うのはもちろん辛いだろうし、会いたいっていう気持ちを押し殺して、藤井くんのために、って思っていられるというのは、すごいなぁ、と。」
(佳美とご自身が重なる部分というのはありますか?)
「あたしだったら、連絡しちゃうなぁ(笑)
そこまで一途に思い続けられるっていうのは、とても素敵だと思うし、
そうありたいです」
Q5.佳美のように、一人の男性を、連絡も取らずに一途に何年も待ち続けることができるタイプですか?
ともさか:『バカだなぁ、というか、ありえないですよね(笑)』
「バカだなぁ、というか、ありえないですよね(笑)
リアルに考えたとき、夏子もどっかでたぶん佳美のそういう行動を、まったくもうバカだなー、ってたぶん思っていると思うんです。
でもやっぱりほっとけないし、なんかそういうけなげな姿を見てると、できることがあればサポートしてあげたいなっていう気持ちがあるから、ああやってそばにいると思うんですけど。
そばで見てる人たちは心配じゃないですか。佳美は状況も状況(病を抱えている)だし、というところもあって、周りの大人ははらはらしながら時に舌打ちしつつ 「ちぇっ!もー!」みたいなかんじで(笑)。
でもその純粋さは否定できないし、どうにかできるならやっぱりうまくいってほしい、っていうところで。
でもねぇ、見守るのもやっぱり体力がいるんだなぁと思いましたね」
Q6.映画の中で、大倉さん演じる藤井くんの料理に、佳美がダメ出しをするシーンがありますが、好きな人が作ってくれたお料理に「まずい」と言えますか?
桐谷:『もうちょっとこういう味が好き』
「ストレートにまずかったは言わないですけど、もうちょっとこういう味が好き、とか、今度一緒に作ろう、とか、言いますね」
ともさか:『手放しでほめます!』
「私は手放しでほめますね!
やっぱり、男子はほめてほしい…ほめられたいイキモノですよね。
その割に、女子のことはそんなにほめないで、否定してくるっていうか、なんかそういうところが真逆でおもしろいなぁって思うんですけどね。
でもねぇ、人は誰しもほめてほしいと思うので。ほめますね。
気持ちは嬉しいじゃないですか、やっぱり。好きな人のごはんを食べられるっていうのは。
とはいえ、育て方が、難しいですよね(苦笑)」
Q7.もしも、映画のストーリーにあったように「一年間結婚の練習をする」となった場合、特にどのような部分に気をつけて相手を見てみたいと思いますか?
桐谷:『玄関の靴揃えてくれるのかな(笑)』
「えーーー、どうだろう(笑)
私は、一緒に家事とかをやってもらいたいので、ちゃんとそういう風におもってくれるのかなぁ、というか。
細かいこと言うと、玄関の靴揃えてくれるのかな、とか(笑)
でも普段、こう、外で会うだけじゃわからないこととかがたくさんあると思うので、いざ一緒に住んでみたらびっくりすることもあると思いますけど、それを否定するだけじゃなくて、寄り添っていけるならいいな、って思います」