村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ) (C)ヤクルト球団

Xデーはいつか? 2日間のインターバルを経て、本日9月16日より東京ヤクルトスワローズが10連戦に臨む。優勝へのマジックは10。2位横浜DeNAベイスターズに6ゲーム差を付ける。最短で9月20日(火)に連覇が決まるのだ。本拠地・神宮球場に帰って来るのは22日(木)。23日(金・祝)~25日(日)のDeNAとの直接対決で歓喜の瞬間が訪れると読み、チケットを確保している燕党も多いことだろう。

Xデーと言えば、打率.337、55本塁打、132打点と18年ぶり三冠王へまっしぐらの村上宗隆の偉業達成である。村上には2013年にバレンティンが達成したシーズン最多60本塁打の更新に期待がかかる。

本日にも王貞治超えが達成されるか。今日明日と広いバンテリンドーム ナゴヤでの中日ドラゴンズ戦だが、村上の打棒には関係ない。むしろ得意としている。バンテリンドームで10試合戦い打率.472・7本塁打・14打点である。18日(日)・19日(月・祝)の阪神甲子園球場は打率.323・本塁打6・11打点、20日(火)の東京ドームは打率.235・2本塁打・10打点となっている。ホームランが出にくいバンテリンドーム、左のスラッガーに立ち塞がる浜風が吹く甲子園で本塁打を量産し、ホームランが出やすい東京ドームで2本塁打にとどまっているのも興味深い。

では9月20日(火)は不発かと思うのは早計である。ローテーション通りならば、読売ジャイアンツの先発は菅野智之となる。9月13日・神宮で菅野から初本塁打をマーク。村上は通算43打席目の対戦で内角高めの直球を振り抜き、ライトスタンドへ放物線を描いたのだ。

9月に入って10試合で6ホーマー。残り15試合、単純計算で64号となる。もちろん机上の計算に過ぎないが、シーズン最多ホームラン更新は十分可能である。

本塁打新記録だけではない。日々のゲームが、令和初の三冠王誕生へのカウントダウンとなる。村上は一日一日、歴史を刻んでいくのだ。

果たして、ヤクルトが連覇を達成するのはいつか。そして村上が新本塁打記録を更新し、三冠王を確定させるのは何日か。ヤクルトの『JERA セ・リーグ』最終戦は10月3日(月)・神宮でのDeNA戦。無事連覇を果たせば、『JERA クライマックスシリーズ セ』ファイナルステージは10月12日(水)にスタート。ペナントレースのチケットは発売中。『CS セ』のチケットはスワチケ会員(無料)向け抽選販売は9月20日(火)まで。