ディズニー/ピクサー最新映画『リメンバー・ミー』が2018年3月16日(金)に日本公開されます。
海外では2017年11月に公開され、大ヒットを記録、アカデミー賞ノミネートもされた話題作をレビュー。
ピクサーが大切にする3つの要素が詰まった作品
『リメンバー・ミー』を一言で表現すると「とてもピクサーらしい作品」です。
・胸を打つ「友情」が深まる過程
・観客を新たなイマジネーションの世界へと連れて行ってくれる「世界観」
・驚きと感動の「ストーリー」
『リメンバー・ミー』には、20年以上にわたりピクサーが大切にしてきた要素が見事に詰まっています。
胸を打つ「友情」が深まる過程
『リメンバー・ミー』の舞台は、メキシコの「死者の日」。
日本でいうお盆のような、先祖が自分の家に帰れるお祭りの日です。
主人公ミゲルの家はメキシコの大家族。
ひいおばあちゃんのココをはじめ、エレナおばあちゃん、パパやママたちと一緒に暮らしています。
先祖を大切にする彼らは、「死者の日」ではひいひいおばあちゃんたちの写真を飾り、特別な日をお祝いしています。
ひいひいおばあちゃんからの家業である靴作りに勤しむ家族の中で、ミゲルはミュージシャンになる夢を抱いていました。
しかし、この家族には「音楽禁止」という厳しい掟があります。
音楽禁止の家族と、ミュージシャンになる夢、ミゲルは「家族」と「夢」を天秤にかける選択を迫られてしまうのです。
ミゲルはとある出来事から「死者の国」に迷い込んでしまいます。
「死者の国」とは、先祖たち死者が住む大きな街。
死者の日にはここから現世への橋ができ、死者が現世へとやって来ます。
「死者の国」でミゲルは陽気なガイコツのヘクターに出会います。
現世の人々から忘れられる「二度目の死」へのタイムリミットが近付いているヘクターは、現世の家族に思い出してもらうため、現世から来たミゲルとお互いに助ける約束をして、ミゲルの冒険の案内役となります。
様々な出来事を通して2人の友情が築かれてく姿は胸が熱くなります。