「イイ女」は会議でこう振る舞う!
「イイ女」は、意見を述べる場になったときに、特にイイ女度が分かると言います。
それはどのようなことなのでしょう?お話を伺いました。
自分の意見をしっかり持ちつつ、他者の意見にも共感する
女性は協調性があり、周りとの調和を大切にする人が多いので、そもそも会議の時間に遅れてきたり、ノートパソコンをカチャカチャいじりながら話を聴くということは、男性に比べて圧倒的に少ないです。
「イイ女度」が表れるのは、なんといっても意見を述べる場面です。
女性は周りの意見や場の雰囲気に同調して流されやすい人が多いのですが、まず仕事のデキる女性は、しっかり自分の意見を持って会議に参加します。周りの意見や雰囲気に流されることはありません。
しかし、自分の意見だけが正しいと思い込み、それを主張しすぎる女性は、仕事への情熱は文句なしでも、「イイ女」とは言えません。また、自分の意見に固執しすぎて感情的になる女性も、「イイ女」とは言い難いでしょう。
会議では、他者の意見で、自分よりも良いと思ったものに関しては、素直に受け入れ、柔軟に自分の意見を変化させる対応力も必要になります。また、感情的にならず自分の意見を伝えることも、とても大切です。
「私は△△というアイデアを持っています。ですが、〇〇さんのアイデアは、私のものよりもお客様目線に立って優れていると思いました」「〇〇さんの意見は、女性社員やパート従業員への配慮が欠けているのでは、と感じました」
このように自分の意見をしっかり持ちつつ、感情的にならずそれを伝えることができる女性、そして他者への共感力と柔軟性を兼ね備えている女性は、間違いなく「イイ女」と言えるでしょう。
まとめ
会議は、社会の縮図。
これから会議に参加するときは、沖本さんに教えていただいたことを参考に、観察をしてみてください。
また、自分自身も、「イイ男(イイ女)だなあ」と思われるような振る舞いを心がけてみてくださいね。
そして、会議の進行役などを任されることが多い方、管理職の方は、ぜひ沖本さんの今話題の新刊『生産性アップ!短時間で成果が上がる 「ミーティング」と「会議」』をご覧になってみてください。
そもそも、遅刻者が出たり、意見が出なかったり、長々とまとまりのない話をする人が多かったり、結論がまとまらなかったり、会議後にブツブツ文句を言う人が出てくるのは、会議のやり方に問題がある場合も多いのです。
沖本さんの提唱する会議のやり方を実践すれば、今よりずっと効率の良い会議が開催できるでしょう。
【取材協力】沖本るり子(株式会社CHEERFUL 代表)
「だらだら、イライラ、まとまらない」対立会議を2500時間体験したことを活かし、プレゼン、リーダー、コミュニケーション力などを向上させる「5分会議で人財育成」を開発。企業研修や講演活動、個人向けセミナーを行っている人財育成・組織活性化のコンサルタント。
『相手が“期待以上"に動いてくれる! リーダーのコミュニケーションの教科書』 (同文館出版/2014)、『出るのが楽しくなる! 会議の鉄則』(マガジンハウス/2012)、『リーダーは会議で姿を消せ!』(ぱる出版/2011)、など著書多数。最新刊は、『生産性アップ! 短時間で成果が上がる「ミーティング」と「会議」 』(明日香出版社/2017)