「子どもたちが独立していき、夫とふたり家庭菜園をやったり旅行に出かけたり、のんびりと過ごしています。
数年前から始めたのが手芸で、きっかけは運動不足解消のために通っているジムのイベントで着る服を細工したときでした。
サイズが合わないのを縫い直したりチュールを作ったり、手を動かすのが本当に楽しくて。こんなに夢中になれるなんて思いませんでした。
ジム友さんのものを手直ししてあげると喜ばれるし、二年前は仲間でおそろいの帽子を作ってイベントに出て盛り上がったのもいい思い出です。
娘には『ボケ防止にもなるね』と言われますが、時間のあるときは手芸の雑誌を買ってめくるのも新鮮で、今はミシンでのバッグ作りに挑戦しています。
夫は特に文句も言わず、ふたりでショッピングセンターに買い物に行けば手芸コーナーを覗くのが恒例になりました。
自分のための趣味で世に出すことはないけれど、ひとりの時間が充実しているのは幸せだと思います」(55歳/専業主婦)
育児が落ち着いてから見つけた新しい趣味は、割ける時間が多いぶん手が伸びる範囲も広く、誰かの役に立つのもうれしいですね。
実際に手を動かす趣味は新鮮さが続き、夫との日常に変化が出るのも良い点と感じます。
「好きこそものの上手なれ」といいますが、趣味が特技へと進化していくのは、いくつになっても幸せなことです。
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