「いま付き合っている彼女は、ずっと友達関係だったけど気がつけば何でも一緒にできるような安心感があって、僕のほうから告白しました。
お互いに気が強くて意見がぶつかるときはあるけど、ランチに行くお店をふたりで決めたりドライブの内容もどちらかに任せきりにせず話し合えたり、一緒にいてもストレスがなくてありがたいと思います。
彼女の態度で気になるのは、誕生日プレゼントで何がいいかを聞いても『考えてみて』と答えを濁したり、僕の家でご飯を食べるときのメニューについて『私の好きなものを一つ作ってよ』と何かを言わないまま用意させようとしたり、僕を試しては『正解!』とかはしゃぐところ。
『私のことは一番よく知っているでしょ』と言ってくれるのはうれしいけれど、『大事なことはちゃんと気持ちを聞きたい』と僕が言っても『私はあなたのためを想像して動くのは好きだけどな』と自分に合わさせようとするんです。
それ以外は本当にまともに話し合いができるので、いつもじゃないしと目をつぶってきました。
彼女のほうも、僕の誕生日に何がいいかを聞かずにそのときほしかったものを用意してくれたりするので、彼女なりに大事にしてくれているのも感じていて。
でも、あるとき彼女の部屋で着る僕の服を贈ってくれたけどサイズが小さくて、『うれしいけど、ちょっと無理かも。ごめんね』と言ったら『そこは無理をしてでも着るところでしょ』ってからかってきて。
『きついから嫌だよ』と返したら『せっかく買ったのに。合わせてよ』と不満げな顔をして、さすがに『わがままにはほとんど付き合っていると思うけど、僕の気持ちを考えてほしい』ときっぱりと言いました。
『わがままと思ってたの!?』と彼女は怒り出して、何でこんなことで喧嘩になるのだろうと情けなかったですね……。
好きなところは多いけれど、合わせることへの我慢を見ないフリするのは限界かな、と思っています」(男性/31歳/製造)
愛情を試すような行為にストレスを感じるけど、それ以上に合うところがあって流しておけるうちは我慢する自分を受け入れられます。
それでも、こちらの気持ちを軽く見ている恋人の姿は、いくら愛情があっても付き合うには限度があります。
「こっちを優先してよ」も、度が過ぎればモラルハラスメントと同じです。
対等でありたい気持ちを受け入れない恋人とは、いずれストレスが愛情を上回る可能性が高いと心得たいですね。