夏になると何処からともなく現れる「あの黒い悪魔」。そう、今年もあの忌々しい「ゴキブリ」との戦いの日々がやってきます。巷には人間の英知を結晶させた「ゴキブリ対策グッズ」があふれていますが、沢山ありすぎてどれが一番効果的なのか良くわからない、と言う人も多いはず。

とはいえ、逃げ回っていても何も解決しないのが「ゴキブリ対策」。ここはいっそのこと相手のことを良く知り、そして効率のいい対処法で戦ってみようではありませんか。

そこで、今回は家庭でも簡単にできる「ゴキブリとの効果的な戦い方」を紹介。1匹見つけると30匹はいると言われるゴキちゃん。親元を離れ一人暮らしで戦々恐々の日々を過ごしている人も、これを機に少しでも反撃の糸口を見つけてみてはいかがでしょう。

 

まず始めに、彼らが普段はどこに隠れているのかを知らなければいけません。家の中でゴキブリが好むのは「暖かくて狭い場所」。特にテレビや冷蔵庫などの「電化製品」の近くは電源が常に入っているため程よく暖かく、ゴキブリの住処になりやすい場所。冷蔵庫の裏やテレビと壁の狭い隙き間などに潜んでいる場合があります。

さらに、「水や食物がある場所」もゴキブリが好む場所。ゴキブリの生息に水は必要不可欠。キッチンなどはもちろんのこと、トイレや洗面所なども彼らの住処になっている可能性があります。
 

作戦1:毒を盛る

さて、家の中で彼らが好みそうな場所が分かれば、そこに「トラップ」を仕掛けていきます。

使うのは市販されているゴキブリ用の「毒エサ」。日本では古くから「ホウ酸団子」と呼ばれる毒エサを手作りしており、ポピュラーな撃退方法の一つ。しかし、今では手作りしなくても効果抜群の「毒エサ」が薬局などで購入可能。

特に「最強の毒エサ」としてレビューでも高評価を得ているのがアース製薬の「ブラックキャップ」

この「ブラックキャップ」が他より優れている理由は、その高い「殺傷能力」。フィプロニルを主成分とした「ブラックキャップ」は、食べたゴキブリを確実に死滅させるだけでなく、卵やフンにまでその毒が働くため、巣に帰った後に「巣」ごと全滅させることが可能。

さらに、大型なものから薬剤に抵抗力を持ったゴキブリなどにも効果があり、日本のあらゆる種類に有効なのも頼もしいところ。

一箱12個入りで様々な隙き間に設置可能。効果は6ヶ月ほど長持ちするため、夏前に設置すれば冬になるまで何もしなくていい手軽さも人気の理由です。まずは「毒エサ」をゴキブリがいそうな場所に設置。全てのゴキ対策はここから始まると言っても過言ではありません。

 

作戦2:真っ向勝負(殺虫剤編)

先ほどの「ブラックキャップ」を設置すれば、確実にゴキブリの姿は少なくなるはず。たまに見かけたとしても、すでに「死骸」であった、なんてことも。

しかし、「生きている化石」とも呼ばれる生命力抜群なゴキちゃん。そんな簡単に姿を消してくれるほど甘くはありません。さらに、家の中にゴキブリの住処はなくても、窓を開けたときに外から進入してくることだってあります。特にマンションの敷地内に「ゴミ捨て場」があるようなところではその可能性も大。

つまり、ゴキとの戦いで避けては通れないのが彼らとの「直接対決」です。ただし、こちらも氷河期を乗り越え、進化を続ける「ホモ・サピエンス」の末裔。ゴキとの対決に強力な「武器」を使用することだってできるんです。そこでオススメしたいのが2つの「強力な武器」。
 

まず一つ目は「ゴキジェットプロ 秒殺+まちぶせ」。その特徴は、とにかく強い殺傷能力。その強い毒性のため「医薬品」扱いとなり、薬局などでしか購入できないほどの最強殺虫剤。

狭い隙き間にも対応可能なノズル付きのため、奥に逃げ込んだゴキブリもギリギリまでノズルを近づけることができ、確実に仕留めることができます。

また、他の殺虫剤とひと味違うのが「まちぶせ」効果があるところ。ゴキの通り道に噴射することで「残効成分+誘因成分」で逃したゴキやまだ見ぬゴキまで確実に仕留めてくれます。これが有ると無いとでは安心感がまるで違う、一家に一本は欲しい殺虫剤です。
 

そして、そんな「最強殺虫剤」と対局の方法でゴキを仕留めてくれるのが「ゴキブリ凍止ジェット」。シュッとひと吹きでノズルから飛び出すのは、殺虫剤ではなく「ー75℃の冷却ガス」。ゴキブリを一瞬で凍らせてしまおうという代物です。

実は、ゴキブリは殺虫成分より冷気に弱いという性質があります。そこに注目したのがこの冷却スプレー。

殺虫成分がゼロのため、子供やペットがいる家庭でも安心して使うことが可能。ソファや布団の上、キッチンや食器棚にでも気兼ねなく使えます。もちろん使用されているガスは引火の可能性が低いものに改良済み。火災の心配もありません。

次世代ゴキ対策グッズとして注目度の高い冷却スプレー。しかし、名前が示す通り「凍死」ではなく「凍止」させることが目的。数十分後には再び復活することもあるそうなので、凍ったうちに後始末することが大前提となります。