「私の彼氏はスポーツジムでインストラクターをしており、契約社員なので収入は低め、正社員の私のほうが多く稼いでいます。
彼氏は月収の額は少ないけれど、助かるのは福利厚生がしっかりしているのと休日が確保されていることで、デートする時間があるのはうれしいですね。
お給料日前になるとどうしても手持ちがなくなる彼氏と会うと、食事代やガソリン代など私が払うことが多くなるけれど、いつも『出させてごめん、ありがとう』と言ってくれるので気になりません。
その代わりじゃないけれど、普段から時間があるときは私の送迎をしてくれたりデートで車を出して運転してくれたり、彼氏なりに誠意を見せてくれていると思っています。
お金があるときでも変わらず手を差し伸べてくれる彼氏を見ると、『お互いさま』を忘れていないのだなと感じますね。
私もあえて収入の差を見せるようなプレゼントなどは避けていて、外食ばかりじゃなくておうちデートでご飯を作ったり、着る服はネットで安売りしているものを買ったり、節約を考えています。
友人のなかには『彼氏のほうが月収が下なんて』と笑う子もいるけど、男性におごられるのが当たり前と思うような女性が大事にされるとは、私は思いません。
差があってもお互いに助け合っていけるのが幸せだし、彼氏も同じ気持ちだとわかるので不満はないですね」(女性/28歳/総務)
彼氏の収入が少ないとしても、肝心なのはそれをどうカバーしていくかで、お金以外の部分で努力してくれる姿が男性にはあります。
「お互いさま」の意識は、収入の差にとらわれずに関係を大切にする気持ちがあるからこそ生まれるものです。
だから愛情が強くなり、関係は安定します。
そんなふたりなら、信頼で結ばれた絆をいつまでも育てていけそうですね。