ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』が来年2月5日(日)から東京・東京国際フォーラム ホールCほかで上演される。2022年11月14日(月)、都内で製作発表会見があり、主演の望海風斗らが登壇。代表曲「Dreamgirls」が歌唱披露された後、各々が意気込みを語った。
本作は、トニー賞6部門・グラミー賞2部門を受賞し、2006年にはビヨンセ主演で映画化された大ヒットブロードウェイ・ミュージカル。今回、読売演劇大賞で優秀演出家賞を2年連続受賞した演出家・眞鍋卓嗣のもと、初の日本オリジナルキャスト版として上演される。
主演のディーナ・ジョーンズ役を務める望海風斗。本作の映画版も公開時に見ている上、来日公演も観劇したというが、当時は宝塚歌劇団で男役として舞台に立っていたこともあり「ちょっと遠いと言いますか......もっとあのとき真剣に見ておけばよかったかな」と笑う。21年に退団後、女優として活躍している望海は「性別が変わってしまって、まさか自分がここにいるなんて。お話をいただいたときは信じられなかった。これからもっとちゃんと勉強していきたい」などと今の心境を語っていた。
エフィ・メロディ・ホワイト役はWキャスト。福原みほは「私は60年代のソウルミュージックを聴いて育ちました。アレサ・フランクリンやエタ・ジェイムズなど、アーティストのイメージが何人かいるので、これから詰めていきたい。本当に光栄です」と話し、村川絵梨は「私なりのエフィを作っていけたらなと思ったりもしています。期待していてください」。ローレル・ロビンソン役のsaraは「子どもの頃から大好きだった作品にオリジナルキャストとして出演することが、夢のよう。自分の全力を尽くして、作品に臨んでいきたい」とコメントしていた。
会見で「夢」を問われた望海は「子どもの頃の夢は宝塚に入ること。一つ大きな夢を叶えました」と話した上で、「自分の家を買うことが今の夢。安心できる、ほっとできる家をつくりたいです」と現実的な回答。会見の最後には「皆さんといろいろ話をしながら、時代背景のことなどいろいろなことを勉強して、最高の初日を迎えられるように、みんなで力を合わせていきたいと思います」と意気込んでいた。
そのほかspi、内海啓貴、なかねかな、岡田浩暉、駒田一らが出演。東京公演は2023年2月5日(日)~14日(火)、東京国際フォーラム ホールC。大阪公演は2月20日(月)~3月5日(日)、梅田芸術劇場メインホール。福岡公演は3月11日(土)~15日(水)、博多座。愛知公演は3月22日~26日(日)、御園座。
取材・文:五月女菜穂