ガラケーに比べて、2~3倍のスピードで電池が消耗していくスマホの普及に伴って、外部電源となるモバイルバッテリーが身近なアイテムになっています。このモバイルバッテリー、電源がない環境ではまさに必須のアイテム。

そこで今回はモバイルバッテリーの「ダメダメな選び方」、そして「賢い選び方」を、実際にモバイルバッテリーを取り扱っている販売店の方へのインタビューを交えてご紹介します。

 

ダメダメな選び方1.公称容量と安さだけで飛びついてしまう

スマホの内蔵電池が1500mAh~3000mAh程度の容量に対して、最近のモバイルバッテリーは10000mAhを超えるものもあるなど、容量拡大の一途をたどっており、スマホ6回分の充電が可能とうたっているものもあります。

しかし、この公称容量はあくまでモバイルバッテリーの容量であって、実際使える容量ではないことに注意してください。

当然モバイルバッテリーから出力されるときに、出力電力の損失があり、スマホ側も入力された電流をバッテリーにため込む時点で入力電力の損失が発生しますので、全容量が使えるわけではありません。ここで公称容量に近い電力容量が使える一流品と、公称容量をはるかに下回った電力容量分しか使えない二流品がわかれます。

これは電池自体の質もありますが、回路の設計がしっかりされているかの違いも大きく影響します。ここで秋葉原にてモバイルバッテリーを取り扱っている販売店の店長A氏に実情をインタビューしました。