さらにさらに、目玉その2として、個人的にアルバムベスト曲な『ナターシア』でコラボした「サイプレス上野とロベルト吉野」の二人が参戦!自腹をかっさばいたネギライトを八つ墓村スタイルで装着して登場したところから会場は大盛り上がり!Negiccoの3人も「よっしゃっしゃー!」連呼でかわいかったデス(笑)。

これまでNegiccoってポップさやスムースさがウリの楽曲が多かったんですが、この『ナターシア』は、タメたビートとサ上&ロ吉の醸し出すささくれた感情が気持ちイイ!Negiccoの幅をぐぐーんと広げた楽曲だと思うんです。しかもそれがライブで見れる!

サ上ロ吉にNegiccoが好きにやって煽りまくって、至福じゃないですか…。ロベルト吉野さんが、曲の最後にNegiccoメンバーとハイタッチする時に、タッチどころかぎゅうーっと握る感じがすごく共感できました。サ上とロ吉、いい人オーラ出まくりですよ!
 

 
 

アンコール後もたっぷりとお楽しみが。まずTシャツにデニム姿というシンプルスタイルなのにめちゃめちゃカワイイのが今のNegiccoの武器です。や、ほんと、数年前とは全然印象が違うんですよね。芸能人らしい華があるというか、磨かれているものを感じられるというか…。こんなに素敵な女性なのに、素直さや優しさや、さらには天然な感じもヒシヒシ来ちゃうのが愛せる要因です。

VJ映像とアンコールあけ一曲目に、アルバムに入っているリミックス楽曲を用意して、さらにアルバムに入りきらなかったシングルB面曲をパフォーマンス。最後にはお約束の「圧倒的なスタイル」で締める…。Negicco満漢全席、ここに完成しました!
 

 

Negiccoの現時点をじっくり味わうことが出来たワンマンライブだとも感じたのですが、それと同時に、ここは通過点だろうし、通過点でなければならない、とも感じました。

新宿BLAZEを昼夜埋める、というのは、これまでのNegiccoを考えれば本当にすごいことだと思うんです。でも、これからのNegiccoは、もっともっと大きな会場で、もっともっとたくさんの人の前でパフォーマンスすることを念頭に置かなけばいけない時期にさしかかっている、とも思います。

大きな会場で、物理的に距離が遠いお客さんもいる中で、たくさんの方にどれだけ満足してもらえるか…。自分たちの武器は何で、それをどうやって見せていくか、どうやってお客さんと共有していくか…。こんな悩みを持てるのは、苦難だらけのNegiccoの歴史を考えれば奇跡的とも言えます。Negiccoには、もっともっと、もーっと進化していってほしい!そして絶対にできるはず!心の底から期待しています!