今年結成25周年を迎え、再始動を発表したシャ乱Q。約7年ぶりのライブツアーも控えた彼らが、今シャ乱Qというバンドをどう捉えているのか。スターダムにのし上がった当時の裏話や、シャ乱Qの魅力、ツアーへ向けての意気込みについて、まこととたいせいに話を聞いた。
Mr.Childrenは勝手にライバル視してたね(笑)(たいせい)
――シャ乱Qのデビュー時、具体的に「こんなバンドになろう!」みたいな目標はありましたか?
まこと「具体的ではないですが、目標は大きかったですね。売れまくってやろうという意識はあったと思います。それぞれみんなが同じ音楽、同じバンドが好き、というので集まった訳ではないので、具体的にどんなバンド、というのは無かったと思うんですが、ただメンバー共通して「売れたい!」って意識は高かったですね」
たいせい「デビュー当時にスカジャン作ったんですけど、その後ろに、多分まこっちゃんだったと思うんだけど「いつかは武道館」って書いてたよね?」
まこと「うん、書いてたと思う」
たいせい「で、ほかの人は大阪城ホールとか書いてて。だからそういう会場でやれるバンドが目標というか、そうなるもんだと思ってましたね」
――当時ライバル視していたバンドはいましたか?
たいせい「Mr.Childrenはデビューがほぼ一緒だったから、勝手にライバル視してたね(笑)」
まこと「でも先にガン!って売れたからな(笑)」
――やはり売れたいっていうのが当時は大きかったということですね。
まこと「うん、まず第一に一般の人にどう受け入れてもらうか。それでしたね。ライブハウスに出て自分のやりたい音楽を貫く、もちろんそれも重要ですが、判断基準としてマニアックなものよりも、広い世代に聴いてもらえる音楽、それを目指していたところはありますね」