「元彼は嫉妬深い人で、共通の友人でも私が自分以外の男性と仲良くするのを嫌がっていました。
私も彼氏じゃない人と親しくする気はないし、嫉妬する彼氏に気を使うのも決して大変ではなかったのですが、別れたのは彼氏の心があまりにも狭かったからと思っています。
運動不足の解消でジムに通おうと思い、近所にある小さな個人経営のところが良さそうだったので行ってみると、オーナーは男性だけど実際にトレーニングをしてくれる人は女性とわかり、これなら彼氏も安心するだろうと思い報告しました。
お店のチラシを見せながら『トレーナーさんが女性でよかった』と言うと、『でもこの男も近くにいるんだよね』と返されて、さすがに呆れて『私は客だし、何もないでしょ』と流したのですが……。
実際に通い始めてから、トレーニングの内容よりその男性オーナーのことばかり聞いてくるのがストレスで、『そんなに気になるならあなたも来ればいいじゃない』と言ったら『君が辞めれば済む』と返され、束縛のひどさに引いてしまいました。
トレーニングは楽しくてジムを辞める気は起こらず、もうダメかもなと薄々感じながら過ごしていましたが、あるとき『こんなに俺が嫌がっているのに通い続けるって、浮気じゃないの?』と言われて別れることを決めました。
客とお店側で立場は違うのに、男性がいるってだけで通うことを浮気と決めつけられるのは、本当に気分が悪かったです。
彼氏のほうは浮気と言えば私が改心するとでも思っていたのかもしれないけど、自分の言葉が相手を傷つけることを、もっと考えてほしいですね」(女性/30歳/セールス)
嫉妬深くて束縛を当たり前にする恋人だと、居場所すら自由に求めることができずに窮屈な思いをします。
自分以外の異性がいる場に恋人が通うことを浮気と口にするのは、自分の気持ちしか見ていないですよね。
そんなつもりがまったくない側にしてみれば、信じてもらえない自分を知ることが悲しくなります。
恋人の選択に寛容でない人とは、幸せなお付き合いは難しいのが現実です。