花總まり(左)と大地真央

 舞台「おかしな二人」取材会が、東京都内で行われ、出演者の大地真央と花總まりが取材に応じた。

 本作は、トニー賞など数々の受賞歴を持つアメリカの劇作家、ニール・サイモンによるコメディー作品。大地・花總によって2020年に初演された本作が、再演されることが決定した。

 大地は、初共演となった初演での花總の印象を、「(宝塚歌劇団での)学年も年もすごく離れているのですが、最初から相性がいいなと感じました。(花總は)コメディーが初めてとおっしゃっていましたが、その割に思いっきり演じていらっしゃったので、すごくかわいいなと思いました」と語った。

 一方、花總は大地について、「私の全てを受け止めてくれて、 “大きな愛”がありました。愛がそこに確かにありました」と回答。“そこに愛はあるんか?”というフレーズで知られる大地が出演するCMに掛けた答えに会場からは笑いが起こった。

 また、大地は初演を振り返り、「コロナ禍が始まった頃だったので、いろいろなかせがあったんです。でも、結果として、それも良かったのかなと思う仕上がりになったんじゃないかなと思います。ただ、お客さまには笑うことも抑えていただいたりと申し訳なかったので、今回はリラックスして、より楽しんでいただきたい」と話した。

 花總も「この3年の間で、(コロナ禍の)最初の頃は押さえつけられていた演劇が、負けないぞという空気で走り出しているので、その勢いも乗せていきたいと思います」と意気込みを語った。

 23年は大地にとって、初舞台出演から50周年の節目の年となる。大地は「本当に私は運が良かったんだなと思いますし、今まで携わってくれた方たちのおかげだと改めて思います」と振り返る。

 そして、「私は、宝塚という舞台から始まっています。映像もすごく面白いですが、やっぱり私の基本は舞台で、切り離せないもの。一つ一つに真摯(しんし)に向き合ってきたという自負があります」と舞台への思いを語った。

 舞台は、4月8日~26日に都内・日比谷シアタークリエほか、宮城、富山、大阪で上演。

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