「光回線とのセット+家族のスマホも割引」ならau

<オススメ点>
auが他社と異なるのは「光回線とのセットプラン」を提供している点。「auスマートバリュー」を使えば、「auひかり」とセットでの契約で、スマホの月額料金が1480円割引になります(980円割引+最大2年間500円割引)。これはiPhone 5s/5cも対象。すでに利用中の人であれば、他に移る理由はない、と言っても過言ではありません。

また、株式会社ICT総研の調査によれば、auは他社よりもLTEエリア比率が高いのが強みです。もし、iPhoneユーザーがドコモにも分散するならば、相対的にauユーザーは繋がりやすくなるかもしれません。iPhone 4sのユーザー向けにオンラインショップ限定の「ファストクーポン」を配布し、15750円割引になるとのこと。iPhone 4sユーザーはお見逃しなく。
 

<気になる点>
auのiPhoneでのパケ詰まり事例が多かったのは記憶に新しいところです。auのiPhone 5でもっともパケ詰まりが顕著だった、という調査結果もありました。iPhone 5s/5cでは、その対策がどこまでなされているのかが気になります。

 

 

下取りで月額料金が下がるSoftBank

<オススメ点>
ドコモ、auの下取りが「ポイント付与」なのに対して、SoftBankの下取りプログラムは「月々料金からの割引」となっているのが、大きなメリットです。

ポイントで還元されても、修理代金や要らない周辺機器にくらいにしか使えないドコモポイントと、買い物にも使えるもののデジタルコンテンツやカタログギフト、ショッピングモール(1.2ポイントで1円)でしか使えないauポイントに比べれば、毎月1000円までという上限があるにせよ、通話料等を割り引いてくれるのはウレシイ点。iPhone 5s/5cへの機種変更でも実質的に負担金額を下げられます。

もう一つ、旧機種(iPhone 4/4s)から乗りかえ時の残債免除も要チェックポイント。残債免除は他のキャリアでは行っていません。来年にはiPhone 6の発売もあり得ますから、その際の残債無料キャンペーンを予想して「5から5s/5cに乗りかえず、6の発売を待つ」という選択肢もあります。
 

<気になる点>
前述の調査結果を見る限りでは、LTEエリア比率はauと比べてやや見劣りします。SoftBankに割り当てられているプラチナバンドの周波数(900MHz)でLTEサービスを提供できるのは来年夏の予定。ドコモ、auはすでにプラチナバンド(800MHz)での基地局免許許可を取得しており、iPhone5s/5c発売時の差が付いています。

来年の夏までに状況は変わるかもしれませんが、通信速度に差が出ることが予測されます。ただし、接続スピードは状況によって大きく異なりますので、人や場所によっては気にならないレベルかもしれません。

 

以上、情報が錯綜するなかで各社の料金・キャンペーン、そしてオススメ点・気になる点をまとめました。

個人的には、iPhone向けサービスが確実に提供されるようになるまで、ドコモのiPhoneは様子見。さらに、過去の例に漏れず、発売後しばらくして供給が安定すると、販売店での値引きキャンペーンが活発化しますので、それを利用したほうがリーズナブルに手に入りますから、そこを狙うのがオススメです。

今すぐ欲しいという方にも、ちょっと様子見の方にも、この記事の情報が参考になれば幸いです。

つねやまごう:1978年モデルの物書き・コピーライター・Web編集者。大学時代は古文書と絵巻物を読みつつ過ごし、卒業、就職、紆余曲折を経て、フリーランスに。趣味は猫の爪切りと帰宅です。ブログTumblr