やすきよを生んだ上方漫才、上方芸能を知るなら、これとこれと、あとこれ。
『私説おおさか芸能史 (DBシリーズ) 』
香川 登枝緒著
大阪書籍
『上方芸能列伝』
沢田隆治著
文藝春秋
<セブンネットショッピングで購入>
『漫才入門百科』
相羽秋夫著
弘文出版
<セブンネットショッピングで購入>
読むのは面倒ーちぃから、耳学という人には。
『澤田隆治が選んだ 爆笑!漫才傑作集1』
全５巻
発売元：コロムビアミュージックエンタテインメント
ちなみに澤田隆治氏は「花王名人劇場」プロデューサーであり、漫才ブームの仕掛人だ。
その澤田氏が戦前戦後における名コンビを集めちゃったのがこれ。
ダイマルラケット、唄子啓助、かしまし娘、ラッパ日佐丸、てんやわんや、三球照代、いとしこいしなどなど、キラ星のごとくの漫才コンビたちの話芸が聴ける。
『芸能全集＜SP盤復刻＞（漫才編）』
<セブンネットショッピングで購入>
こちらはもうちと、古い。
横山エンタツ・花菱アチャコ、秋田ＡスケＢスケ、砂川捨丸、中田ダイマルラケットなど黎明期から創成期の名人芸のＳＰレコードを復刻＆ワンパッケージしちゃってます。
もっとさかのぼって、おべんきょうすんならね、これ。
なにしろタイトルがすごいんだもん。
『萬歳から漫才へ ルーツ篇』
発売元：大道楽レコード
そして、漫才を語る上で、そして現代のお笑いブームを語る上でハズせないのが、
『THE MANZAI2011』のオリジナルである、『THE MANZAI』。
この『THE MANZAI』は、80-82年にかけて、フジテレビでオンエアされたバラエテイ番組。
３ヶ月に１度のペースでオンエアされ、毎回、当時の漫才ブームを引っ張っていた芸人たちが登場し、サイコーの漫才を披露したもんよ。
この『THE MANZAI』と、同じくフジテレビ系の『花王名人劇場』が、マンザイブームを作り上げ、牽引し、その後30年間も続いている、お笑いブームの礎を気づいたのは間違いない。
ちなみにこの『THE MANZAI』どんなコンビが出ていたかというと……
●第1回（1980年4月1日）
ツービート／B&B／ザ・ぼんち／横山やすし・西川きよし／島田紳助・松本竜介／星セント・ルイス／中田カウス・ボタン
●第2回（1980年5月20日）
ツービート／B&B／横山やすし・西川きよし／島田紳助・松本竜介／西川のりお・上方よしお ／オール阪神・巨人／ぽぱい／海原さおり・しおり
●第3回（1980年7月1日）
ツービート／B&B／ザ・ぼんち／島田紳助・松本竜介／横山やすし・西川きよし／西川のりお・上方よしお／春やすこ・けいこ
●第4回（1980年10月7日）
ツービート／B&B／ザ・ぼんち／島田紳助・松本竜介／横山やすし・西川きよし／西川のりお・上方よしお／星セント・ルイス／春やすこ・けいこ／太平サブロー・シロー／おぼん・こぼん
●第5回（1980年12月30日）
ツービート／B&B／ザ・ぼんち／横山やすし・西川きよし／島田紳助・松本竜介／西川のりお・上方よしお／星セント・ルイス／おぼん・こぼん／春やすこ・けいこ／太平サブロー・シロー
●第6回（1981年3月31日）
B&B／ザ・ぼんち／横山やすし・西川きよし／ツービート／島田紳助・松本竜介／西川のりお・上方よしお／中田カウス・ボタン／太平サブロー・シロー／今いくよ・くるよ／ヒップアップ
●第7回（1981年6月30日）
ツービート／B&B／横山やすし・西川きよし／島田紳助・松本竜介／西川のりお・上方よしお／オール阪神・巨人／ヒップアップ
●第8回（1981年9月29日）
ツービート／B&B／横山やすし・西川きよし／島田紳助・松本竜介／ザ・ぼんち／西川のりお・上方よしお／オール阪神・巨人／太平サブロー・シロー／ヒップアップ
●第9回（1981年9月29日）
ツービート／ザ・ぼんち／横山やすし・西川きよし／島田紳助・松本竜介／春やすこ・けいこ／ヒップアップ
●第10回（1982年3月30日）
ツービート／島田紳助・松本竜介／西川のりお・上方よしお／ヒップアップ／柄本明・佐藤B作／トリオ・ザ・テクノ／明石家さんま・春風亭小朝／山田邦子・山村美智子／伊丹幸雄・城みちる／梨元勝・福岡翼
●第11回（1982年6月15日）
ツービート／B&B／横山やすし・西川きよし／島田紳助・松本竜介／西川のりお・上方よしお／太平サブロー・シロー／ヒップアップ
いやー、懐かしい。そして壮観。
この『THE ＭＡＮＺＡＩ』の音源がいまないのが残念。
かつては、収録を収めたＬＰ盤がVOL.3まで出てたはずなんだがなぁ。
なんとも残念。ＹＯＵＴＵＢＥあたりで見てね。
『マイク一本、一千万―ノンフィクション「M‐1グランプリ2003」』
唐澤和也著
ぴあ
<セブンネットショッピングで購入>
漫才って面白い。芸人って切ない……。
「M-1グランプリ2003」に賭ける若手芸人1906組の戦いの日々を追った青春ノンフィクション。
手前味噌ながら、いい本なのだよ、これが。
これを読んでＭ－１目指したって若手芸人がいるくらいっすから、ハイ。
