ドラマ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(C)坂井恵理・講談社/テレビ東京

 斎藤工が主演するドラマ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(テレビ東京)の最終回(8話)が、23日深夜に放送された。

 本作は、桧山健太郎(斎藤)が、予想外の妊娠をきっかけに、社会のさまざまな問題に直面しながら、自分自身を変えていき、成長する姿を描く。原作は坂井恵理氏の同名漫画。昨年、Netflixで配信され、地上波初放送となる。(以下、ネタバレ注意)

 記者会見の途中で倒れた健太郎は、病院に緊急搬送され、早産ながらも無事に帝王切開を終える。そして、男の子を産んだ健太郎は、亜季(上野樹里)と共に育児生活をスタートさせる。

 健太郎の早産をきっかけに、シンガポール行きを延期していた亜季は、育児でシンガポール行きを諦めようとする。また、健太郎はサロンのメンバーに支えられながら、サロンの会社化を進めていた。

 その後、子どもを連れて健太郎が帰宅すると、仕事と育児に疲れて眠る亜季を目にする。そして健太郎は、子どもを母に預けて、亜季を居酒屋へ誘う。

 亜季は居酒屋で、健太郎にシンガポール行きを諦めると告げる。しかし、健太郎は、「自分らしく生きてほしい」と亜季にシンガポール行きを勧める。

 その後、健太郎は、再び会社から広告塔になってほしいと連絡を受ける。亜季は会社を辞めて独立を勧めるが、健太郎は育児休暇などの制度を最大限に活用して会社で働くと告げる。

 放送終了後、SNS上には、「毎週ドキドキハラハラしながら見ていました」「さりげないシーンにも、メッセージがちりばめられていて、印象的なせりふがいくつもあった」「最終回がここまでポジティブを畳みかけてくるとは思わなくて、ちょっとサプライズだった」といった声が寄せられた。

 また、「女性ならではの妊娠出産を男性が経験するという、奇想天外だけど永久保存のドラマだと思う」「8話しかなかったけど、うまくまとまっていてよかった、子育て編もみたい」「育児編も斎藤工さん、上野樹里さんでドラマ化希望」などの感想も投稿された。