ステージ上では、続く『ニュートリノ・ラヴ』『新しい恋のうた』『LOVE is FOREVER』『あなたとPop with You!』というセットリストで、ダンストラックからポップチューンまでの流れを作っていきます。

アノソラヘが2009年、ニュートリノが2011年、新しい恋の歌が2013年、Love is…が2006年、そしてPop with Youが2012年と、リリース時期を問わずに次から次へとドロップされる曲の並び方が新鮮でした。8月の新宿BLAZEでは、過去作と今回のアルバムをはっきりと分けてセットリストを組んでいたのに対して、テルサでは過去も現在も同列に並べて、その中から今お届けできる最良のセットリストを考えた、という印象です。

この10年の歴史が渾然一体となって迫る迫力、これがNegiccoの底力!だんだん3人の表情もほぐれてきました。よかった…。

 

 
 

緊張感たっぷりのファーストセクションの後、MCに。MCになるとちょっと一息つけますね。かなり緊張していたことを本人たちでも言ってましたし、こちらが心配する数十倍のプレッシャーの中でステージに立っていたのでしょう。だいじょうぶ、みんな見守ってますよ!

途中でMeguちゃんが話している時に、Nao☆ちゃんが階段に座っちゃったんですね。あ、疲れてるのかな、頭くらくらするのかな、とか、心配してたんですけど、Meguちゃん話終わったら、今度はMeguちゃんも座る。あれ?と思ってたら、総立ちのお客さんにも座ってもらって、しっとり曲セクションに移行していきます。そういう演出だったんです。本当に疲れたのかと思って心配したのは内緒ですよ!

 

 

 
 
 

このしっとりセクション、ものすごくよかったですよね。まずは『For a long time』を座って披露。ダンスなしで聴くからこそ分かる楽曲の魅力、というものもあります。

続く『ルートセブンの記憶』では、地元のフルート奏者、本宮宏美さんの生演奏つき!今のNegiccoは、こういうコラボを楽しませてくれるのが恒例になりつつあります。

さらにさらに、ストレートなポップス『SKY』に、クールな『愛のタワー・オブ・ラブ』と続くパフォーマンス。Negiccoの持つ、歌の力を存分に聞かせてくれて、ファンもメンバーも一体になって、じっくりとこの場を楽しめた、という印象があります。そしてさわやかな『EARTH』から、ほっこりする『僕らはともだち』へ。みんなで手をつないだりペンライトを振ったり、ピースフルな雰囲気が会場を包みます。