最大26%改善。ダイソンの空気清浄機は保育所の空気をいかに綺麗にしたか?
今回は、ダイソンと一般社団法人クリーンエアによって、日本の46箇所の保育所でダイソンの空気清浄機を設置し、その効果が計測されました。結果、最大26%の空気質の向上が見られたとのこと。
計測データを見ると空気清浄機を設置することで、14時〜15時、お昼寝やおやつといった子どもたちの動きが少ない時間帯には、空気の質が向上しています。
頻繁に開け閉めしたり、子どもが走り回るという環境ではありますが、空気清浄機の導入によって一定の効果が得られるという結果ですね。
この保育所に空気清浄機を導入するという試みは、保育所の先生たちへのアンケートでは半数以上の71%が満足。24時間稼働させることで、休み明けなどの空気の淀みも無くなったとの声もありました。
最後に清浄能力デモとして、空気清浄機に送風機にファンヒーター機能も備えたオールシーズン対応モデル「Dyson Pure Hot+Cool Link」のデモンストレーションが行なわれました。
本機に搭載されているダイソン独自の「360°グラスHEPAフィルター」は、従来フィルターと比べて活性炭量が3倍に増加。PM0.1の超微小粒子ウイルスまで99.95%除去し、有害ガスまで捉えることができるとしています。
スモークが充満するアクリルボックスの中でスイッチを入れると、みるみるうちに透明になっていき、曇り無く澄んだ空気が排出されていきます。
スマートに空気を清浄しつつ、温風も涼風も利用でき、アプリで室内外の空気環境もチェックできる。一台三役+アプリ機能という高性能機の実力は確かなようです。
布団は◯◯しちゃダメ?ママたちを代表する「リアルな声」と驚きのアレルゲン対策
発表会では3児のママとして 子育てとアレルギー性疾患や呼吸器疾患の臨床現場にて活躍している古川典子先生、1児のママであり、人気ブログ「ままはっく」を運営しているまなしばさんとの体験談を交えてのトークも行なわれました。
古川先生によると、たしかにこの5年間でアレルギーの子どもの増加や、花粉症になる子どもが増えているそうです。原因となる要素として、PM2.5や花粉、ダニなどはやはり世界共通の因子とのこと。
こうした室内空気環境の見直しとして、換気でよくなるものもあれば、逆に入ってきてしまうものもある点も指摘し、室内自体の環境が良くなればいい。と、室内の空気の質が向上することの重要さを述べました。
また、子持ちママらしく、話題はお掃除方法にまで発展。
やはりお掃除を全くしない家だと、ダニやハウスダストがアレルゲンとなって、小児喘息を引き起こしているケースが多く見られるため、しっかりした掃除が大事。ぬいぐるみや、布製品なども気をつけたほうがよいと、子どもが居る家庭での掃除の重要性を述べていました。
この他にもさまざまなリアルな話を聞くことができましたが、もっとも驚いたのが、アレルゲン除去としては、布団を干した時にバンバン叩くのはNGだということ……。
これにはつい昨日、親の敵のように布団を叩いて達成感で満たされていたばかりの筆者は戸惑いを隠せませんでした。布団のアレルゲン対策でベストなものは「掃除機をかける」とのことなので、次回からは干して掃除機を試してみようと思います。
もう空には花粉が飛んでいる季節、同時に暖房や加湿も盛んで家の中のアレルゲンも増えてしまっている可能性もあります。外もダメ、中もダメ。であれば、やはりこうした室内・室外の空気のコンディションを可視化でき、有害物質を徹底除去できる空気清浄機に頼ってみるのも手段の一つ。
私たちのこまめな掃除や、空気環境への関心が高まれば、未来を担う子どもたちのリスクを減らすことができるのかもしれません。目に見えないものだからこそ、注意深く観察するべきテーマなのではないでしょうか。