寒さが落ち着いてくると、いよいよ花粉の本格シーズンが到来します。

辛いくしゃみと止まらない鼻水、そして目のかゆみ…。花粉症に悩む大人にとって憂うつになる時期ですが、それは子どもだって同じといえる調査結果が出ました。

アレルギー疾患を抱える小中学生の約半数以上が「花粉症」に悩んでいた

子ども用花粉対策メガネを販売する株式会社ジェイアイエヌ(以下JINS)は、アレルギー疾患を抱える小中学生を持つ2050代の母親500名を対象に「子どものアレルギーと花粉に関する実態調査」を実施しました。

喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、食物アレルギー、ペット・動物アレルギーといった症状カテゴリから、自身の子どもが持っているアレルギー症状を親に聞いたところ、小学校低学年(12年生)男子を除く全学年で、「花粉症」がトップという結果が出たのです。

全学年をあわせると52.6%と、約半数以上の子どもが花粉に悩まされていることが明らかになりました。

子どものアレルギー疾患は「食物アレルギー」や「喘息」よりも、「花粉症」が一番多い症状だったのです!

また、小学校入学前で全体の48.2%の子どもが発症し、中学校入学前には全体の95.4%の子どもが発症していることも判明しました。

4人に1人の親は、我が子の花粉症に気づいていない!?

「自身の子どもが花粉症だと気づいたきっかけ」を聞くと、「自分(=親自身)が花粉症だったので、症状で気づいた」という回答が50.6%と全学年を通じて最も多い結果になりました。

「別の症状だと思って病院に行った際に、診断結果が花粉症だった」と答えた親が全体の25.7%にものぼり、我が子の花粉症に気づいていない親もいるようです。

自身の経験など、花粉症が身近でない人にとっては、なかなか子どもの症状を見抜けないということかもしれません。