花粉症対策してますか? 方法を知っている親は全体のわずか2割
毎年春に、鼻水を垂らして目をこする子どもの姿を見るのはかわいそうですね。先ほどの調査で、花粉症の対策・対処方法を「詳しく知っている」と答えた親は全体の26.9%という結果が出ています。
子どもに対するアレルギー対策・対処方法の基本的な知識は広まりつつあるものの、まだまだ十分とは言い切れないという現状のようです。
両国眼科クリニックの深川和己先生は「現代の子どもは、清潔な生活環境で育つため、細菌などに接触する機会が少なく、花粉やハウスダストなどに対してアレルギーを起こしやすい傾向になったとも言われています」と分析。
では、具体的にどんな対策をすればいいのでしょうか?
「夜更かしなどによりサーカディアンリズム(体内時計)が乱れると、免疫が弱体化してアレルギー疾患につながるとも言われています。実は『早寝早起き』は立派なアレルギー対策なのです。
規則正しい生活に加え、花粉そのものを避けることが重要なので、花粉カットメガネをかけることや、屋内に入る際に衣服に付いた花粉を払うことが効果的です」(深川先生)。
子どもの早寝早起き習慣は、何においても最強といえそうです。
花粉を目に入れないためのメガネをかけさせる
JINSが2013年1月に小学校低学年~中学年向けのKIDSモデルを発売した当時は、子ども用の花粉対策メガネはまだ珍しく、注目を集めました。
今年から年々深刻化する花粉から子どもたちの眼を守るため、従来のKIDSモデルはそのままに、より成長した高学年以上の子ども向けにサイズ・機能・デザインを一新した「JINS 花粉CUT JUNIOR」(3000円+税)も発売開始。花粉対策ラインナップを強化しています。
花粉、PM2.5カット率ともに最大98%を達成しており、フレームに軽量素材を、鼻パッドとつるには自身で調節可能なラバーを採用しているので、普段メガネをかけ慣れていない子にも優しい作りです。
シャイなキッズには目立ちにくいデザインも!
名古屋眼鏡株式会社からは「スカッシー®スタイル(キッズサイズ)」(1800円+税)が2月より発売されます。肌にフィットするやわらかいシリコンカバーが花粉の侵入を防ぎます。万一の衝撃などで目の周りを怪我しにくく、また従来品よりも花粉の侵入を防ぐフードが内側についているため、目立ちにくいデザインになっています。
UVカット、くもり止め仕様となり、カラーはブルーとピンクの2色あって、見た目を気にする恥ずかしがり屋のお子さんにもおススメです。シリコンカバーは取り外し可能で、清潔さをキープできるのもうれしいですね。
ママとおそろい! ディズニーモデルで花粉対策
メガネブランド「Zoff」は、大人と子どものサイズを合わせて全8種類の花粉対策メガネ「AIR VISORディズニーモデル」(3000円+税)を発売。
顔の小さな子どもや女性に向けたSサイズは4種類あり、サイドにミッキーマウスやミニーマウスのプリントがある楽しいデザインです。別料金で度付きレンズに変更も可能で、機能性とデザイン性ともに満足できそうな花粉メガネです。
子ども限定のサイズではないので、ママとおそろいで使用し、おしゃれ気分でお出かけするのもいいですね!
これまで症状のない方でも、突然今年から花粉症になってしまうということも大いにあり得る話です。大人も子どもも早めの対策をして、ひどい症状に悩まされないよう予防対策をしていきたいですね! すでに症状が出ているという方は専門医に相談してみましょう。