借金を抱えて結婚しても、返す余裕はない!
まず、借金の存在を隠したまま結婚することは絶対に避けるべきNGのひとつです。なぜなら、結婚後に彼に隠れて借金を返すことは難しいからです。
結婚後も共働きを続けたとしても、夫婦の家計についてまったくノータッチというわけにはいきません。食費や公共料金の分担を考えたり、それぞれの年収について話し合う機会があると、借金返済に一部を回していることはすぐばれてしまいます。
うまく隠せたとしても、家計の分担をしていると借金の返済は進まないことになります。むしろ残高が増えていことになってしまいます。さらに借金を増やしてしまうこともしばしばです。
しかし、子どもができれば否応なく家計はひとつにまとめる必要が出てきます。育休時の女性の収入は半分になってしまうからです(雇用保険から手当が出る)。もし、住宅を買おうとするなら、頭金作りを一緒に考えなくてはいけませんので、借金の返済をしている場合ではありません。
隠していた借金がどうしようもなく膨らんで、最後にカミングアウトすれば、これは離婚になってもおかしくない大問題になってしまいます。やはり絶対に避けたいことのひとつです。
まずは親に相談。次に正直にカミングアウト。
対策としては、まず「これ以上の借金はNG」と自分の生活を改めてください。借金は増やすのは簡単で、減らすのがしんどいものです。しかし、これからの幸せな生活に切り替える今こそ、借金とお別れすべきです。よく、「結婚前に交際相手を整理しておきましょう」と笑い話がありますが、借金こそ最初に手を切るべきなのです。
そのうえで、すでにある借金について返済する方法を考えます。最初に頼るのは、「親に相談」です。多くの場合、親は結婚に際してお祝い金を用意してくれているものです。しかし、彼と一緒にいるとき渡されたお金は自分の借金返済に使うわけにはいきません。親に結婚の報告をするとき、深刻そうな顔で(実際、深刻な問題です!)借金の話も切り出しましょう。きっと力になってくれるはずです。
親に頼れない場合でも、彼に「きちんとカミングアウト」しておきましょう。利息に利息が積み重なって、どうしようもなくなってからでは遅いのです。結婚前の時間を使ってがんばって返すこと、結婚後にも少し残ってしまうとしてもちゃんと返すことなどを話し合いましょう。もしかすると、彼のほうもリボ払い等の残高があることを告白してくるかもしれません。ふたりで一緒にがんばるなら、借金返済もきっとやりとげられるはずです。