UMI()」のフロアで北海道の鮮魚を堪能!

もちろん木彫りの熊と一緒にいただきます

「UMI(海)」フロアで木彫りの熊と一緒にいただきます

冒頭で触れた通り、店内は「海」をテーマに北海道の鮮魚を堪能できるライブ感あるショーレストラン「UMI」(7階)と、「大地」をテーマにチーズ、野菜、肉を中心としたバーベキューが楽める「DAICHI」(6階)の2フロア構成。

今回筆者は「UMI」の料理を堪能することにしました。

【UMI】「トロタクおはぎ」(480円)

まずは「トロタクおはぎ」からいただきます。

白い熊のモナカの皮と料理が一緒に盛られサーブされており、ここでもやっぱり熊推しですが、肝心の「トロタクおはぎ」は、ミンチされたトロの上にたくあんが乗り、その中にシャリが入っているという寸法。、もちろん、白い熊のモナカの皮に入れていただくのもヨシです。

口にした瞬間、新鮮なトロの柔らかく溶けるような食感と、シャキシャキした食感のたくあんのが絶妙にマッチ。

一流寿司店にも負けず劣らずの味わいで、同店のレベルの高さを表したメニューだと思いました。

【UMI】「干物寒サバフライ〜梅のタルタルソース〜」(800円)

続いて、タルタルソースたっぷりのお皿に盛られた「干物寒サバフライ〜梅のタルタルソース〜」をいただきます。

身がたっぷりつまったサバのフライですが、まずサバの鮮度が良いことに加え、衣のサクサク感も最高。

さらに甘酸っぱいタルタルソースとの相性も抜群で、ご飯のお供やお酒のアテにと汎用度の高い、「KIBORI」必須のメニューだと思いました。

【UMI】「炉端で八雲味噌焼きおにぎり」(280円)

そして、小腹を満たしてくれる「炉端で八雲味噌焼きおにぎり」をいただきます。

ほんのり焼かれた香ばしいおにぎりに八雲味噌がたっぷり乗っています。

味噌の風味がとても濃厚でごはんによく合い、おかずがなくてもペロリと食べられるほど美味でした。

これらの他にも、函館の朝市から直送する魚を使った「本日の鮮魚お刺身盛り(7点)」(2480円)や、「海の親子ロール(サーモン・イクラ)」(800円)、炉端焼きにした「森の寒サバ 全身1800円」など、温かみのある内装の中でたくさんの海の幸を楽しむことができるとのこと。

酒場としても、食事処としても利用できるお店と言って良いでしょう。

DAICHI (大地)」の人気メニューも覗いてみた!

熊の手のカタチをしたフォークでいただくちゃんちゃん焼き

【DAICHI】メインディッシュ「生鮭のちゃんちゃん焼き」(2420円)

今回は7階の「UMI」(7階)のほうでの食事のみでしたが、お店の方に6階の「DAICHI」での人気メニューも教えてもらいました。

こちらでの一番の人気メニューは、「KIBORIの熊が運んできた生鮭のちゃんちゃん焼」とのことで、熊の手のカタチをしたフォークで生鮭の身をほぐしながらシャキシャキの野菜と一緒にいただくのだそう。

ある種のエンタメ性も追求しているので、複数の宴会などでも楽しめそうですし、一人での食事でも、この熊の手フォークでいただけば非日常的な楽しさを感じられるはずです。

DAICHI」ではこのほかにも鶏、豚、牛、ラム肉を使った肉料理や、大地の恵みであるニセコ高橋牧場チーズの焼きチーズなどの料理も人気。

次回は「DAICHI」でお肉料理をメインに食べてみたいと思いました。

東京で北海道体験! 1000頭の木堀りのクマに囲まれながら食べる道産料理は絶品だった

話題性・企画性だけでなくその味わいもハイレベル!

グラスにももちろん木彫りの熊

このように、見渡す限りの木彫りの熊たちに囲まれながら、かなりハイレベルな北海道料理ををふんだんに味わうことができました。

「木彫りの熊が1000体いる」というインパクトが優先される感じもありますが、しかし、サーブされる料理はかなりレベルが高く、特に歌舞伎町というエリアにおいては他にないタイプのお店だと思いました。

また、「KIBORI」では平日のビュッフェやランチのBBQ食べ放題なども実施しており、これらも爆発的な支持を得ているとのこと。

新たに息を吹き返した木堀りの熊たちに囲まれながら、美味しい道産料理が食べられる「KIBORI」。

単なる「北海道料理を出すお店」ではなく日本文化を継承するための新しい入口であり、そしてこれまでになかったタイプの「あらゆるシーンで利用できる」貴重なお店だと思いました。

ぜひとも、北海道の食と文化に触れ合う時間を歌舞伎町で味わってみてはいかがでしょうか。面白さ・美味しさの両方を体験できるはずですよ。

KIBORI

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・デコ有限会社を設立。 出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタテインメント、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある。