寒い日はおでんで一杯。ヒートテックにダウンコートもいいけど、寒い夜は身体の芯から温めないと。
というわけでおでん。向かった先は新宿の『炉端とおでん 呼炉凪来』。読めないよね、この屋号。呼炉凪来と書いて〈コロナギライ〉と読む。
「おでんコース」を頼むと飲み放題が付いて、おでん、前菜、刺し身、鶏の唐揚げなどが登場する。しかも500円(以下すべて税込)を払うとおでんが食べ放題になるというのだ。
おでんコースは全3種類。
2時間飲み放題付きで7品3850円。2時間半飲み放題付きで9品4400円。2時間半飲み放題付きで10品5500円。
おでんの食べ放題を初体験! 身体がホカホカに
おでんは牛すじ、ウインナー、玉子焼き(この3品のみ食べ放題不可)、大根、こんにゃく、玉子、白滝、厚揚げ、さつま揚げ、タコあし、はんぺん、焼売の全12品。
おでんには関東風、関西風などいろいろな味付けがある。以前大阪駅の人気店に取材した際、砂糖と塩だけで味付けをしているという話を店主に訊いた。つまり、いっさい出汁を引いていないというのだ。
呼炉凪来はどうなのか。
一番人気は焼売のおでんなんだって!
「うちでは昆布とかつお節で引いた出汁を使っています」とスタッフの誠さんが教えてくれた。
やや塩味のある出汁を注いだ調味料でおでん種をおでん鍋で炊き、味をしみこませていく。
おでんコースを注文するとまず全12品が盛られた皿が届く。完食後、食べたいおでんを伝えると、スタッフがおいしそうなところを取ってくれる。
どのおでん種が人気か、誠さんにベスト3を教えてもらった。
「焼売が断トツですね。続いてタコあし、厚揚げを頼まれる方が多いです」
さっそくおでんを実食。
せっかくなので一番人気の焼売から。焼売のおでんは初体験。辛子醤油で食べる、蒸したおでんとはひと味異なる。出汁がしみこんだ焼売を齧った瞬間の、つるんという食感がおもしろい。