大根がめちゃくちゃ分厚くて嬉しいなあ!
タコあしをいただいた。おそらく下ゆでしたタコを使っているはずだ。欲をいえば、もう少し出汁がしみこんだほうがおいしいかも。
続いて厚揚げ。スーパーに並ぶ厚揚げは豆腐と同じ大きさ。ところが、この店の厚揚げは、さつま揚げやはんぺんにもいえることなのだが、ひと口サイズ。女性でもふた口で食べられるこのサイズが嬉しい。
味がしみこみやすいだけでなく、スタッフがいちいち切らなくてもいいサイズなので、オペレーションが楽なのだろう。裏を返せば、頼めばすぐに皿に盛ってくれるというわけだ。
ひと口かふた口で完食できる厚揚げと異なるのが大根だ。青首大根だと思うが、4センチ厚。けれど、この厚みがいいなあ。この厚みでないと大根のおでんではない。厨房で下ゆでしたものをおでん鍋で炊いているので、芯まで味がしみこんでいる。
箸で切り分け何回かにわけていただいた。ホクホク。これぞ冬の醍醐味。ジャガイモも食べたいところだが、煮崩れしやすいので大根が一番扱いやすいのかもしれない。
おでんの新三種の神器がうまかった
玉子のおでんは定番だが、玉子焼きのおでんは初めて。崩れしにくいように串をうっているところが心憎い。齧るとじんわりと出汁があふれ出る。今度自宅でもやってみよう。
牛すじのおでんが大好き。自宅でも牛すじのおでんをやるのだが、これほど手間がかかるおでん種はない。
なにしろ、下ごしらえに手間がかかるのだ。すじと呼ばれるぐらい硬い部位を柔らかくなるまで、数時間下ゆでしなければならない。これが、とにかく面倒くさい。
歯ごたえがなくなるまで、とろんとろんになまで煮込んだら、あとはしめたもの。苦労しただけのことはある。牛すじからも出汁が出て、おでん全体がよりおいしくなる。ひとり1本なので、じっくりと味あわせてもらおう。
お腹を掃除すると言われるこんにゃくと白滝もいただこう。
練り物はさつま揚げとはんぺん。厚揚げにもいえることだが、甘みがあり、おいしかった。欲をいえば、ごぼう巻やうずら卵も食べたいなあ。