「夫とは産後からレスが続き、スキンシップは一切ないし子どもの話題以外で話すこともなく、いま思えば仮面夫婦だったなと思います。
漠然と離婚を考えるけど、ふたりの息子のことを思えば経済的にも結婚しているほうが楽で、何とかやり過ごしているうちに子どもたちは将来に向けての進学を考える時期になり。
長男は県外の大学へ、次男は同じ市内の専門学校へと進むけどひとり暮らしを希望し、授業料や生活費の仕送りなどでまだまだお金がかかるときでしたが、「新生活」の言葉に私自身も新しい人生の可能性を考えるようになりました。
親の仲が冷めているのはふたりとも気づいており、共働きなのに私ばかり時間をやりくりして部活動や塾の送迎をしていることに「親父は無責任だ」と口にしていましたね。
長男が家を出てから三人で食べるご飯も、弾まない会話に仏頂面の夫、「ふたりが家を出たら私はこの人と死ぬまで一緒なのだ」と思ったら、気が滅入るばかりでした。
関連記事